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ねずみの騎士デスペローの物語 (ポプラ文学ポケット 1)

ねずみの騎士デスペローの物語 (ポプラ文学ポケット 1)

ねずみの騎士デスペローの物語 (ポプラ文学ポケット 1)

作家
ケイト・ディカミロ
ティモシー・バジル エリング
Kate DiCamillo
Timothy Basil Ering
子安 亜弥
出版社
ポプラ社
発売日
2016-03-02
ISBN
9784591149270
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ねずみの騎士デスペローの物語 (ポプラ文学ポケット 1) / 感想・レビュー

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(C17H26O4)

人間の姫に恋をしたねずみの冒険のお話。なかなか重たい話だった。挿絵も仄暗くて可愛らしさはない。母親から絶望の意味を込めて名付けられたハツカネズミのデスペローが家族から虐げられ仲間から追放される様子、父親に売られた先で少女ミグが耳を始終殴られて育つ様子、また地下牢で暮らすドブネズミの邪悪さがあんまり酷くて、読むのを途中で止めたくなる子どももいるんじゃないだろうか、と思った。でも扉にある言葉をその通り「信じて」最後まで読もう。「物語は光だ」ってわかるから。後半、暗闇を照らす言葉がいくつも出てきます。

2022/01/17

北風

小さなハツカネズミに、光にあこがれたドブネズミ、捨てられた女の子。彼らは光り輝くお姫さまに惹かれて、愛したり、憎んだり、憧れたりする。ハツカネズミの恋はもちろん、お姫さまには届かないだろうけれど、それでもちっぽけな存在は生まれ変わる。不幸だって、悲しかったって、そのちっぽけな勇気をふりしぼらなくちゃならないときがある。そのちっぽけな勇気で何かが変わるときがある。たとえそれが、人生で一度きりだったとしても。

2016/03/20

biba

子供が冬休みに「ママに借りてきたよ」と言って、学校図書館から借りてきてくれました。みたことないお話だったので、面白さに疑問を持ちながら読んでみたたら、予想を覆されました。思ってもみないネズミのお話で、ヒーローっぽくないヒーローなのがすごく良かったです。ちょっと怖い世界が広がっていて、ドブネズミ恐怖症になってしまいそうですが、登場人物が最後には一堂に会し、納得の展開でした。親子関係には特に考えさせられる描写が多かったです。

2023/01/14

フーシェ

★★★☆☆子供用に購入。地下の暗闇看守が言う「物語は光だ」の言葉が印象的。自分にとって許せない人を許すことについても説いている。小学校中学年くらいから読めるでしょう。

2017/04/12

ねこ

『愛をみつけたうさぎ』がおもしろかったので、こちらも。悪役のロスキューロとミゲリーがでてきたあたりから引き込まれた。読者にとっては、このふたりのほうが身近なのでは。チェスをするようにテツガクした、そんな読後感。

2019/11/17

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