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思い込みにとらわれない生き方 (一般書)

思い込みにとらわれない生き方 (一般書)

思い込みにとらわれない生き方 (一般書)

作家
坂東眞理子
出版社
ポプラ社
発売日
2023-01-12
ISBN
9784591176009
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「思い込みにとらわれない生き方 (一般書)」のおすすめレビュー

「女子は理系に向かない」「いい学校にいけばいい仕事につける」こんなアンコンシャス・バイアス=無意識の思い込みから脱却する2つの方法

『思い込みにとらわれない生き方』(坂東眞理子/ポプラ社)

「アンコンシャス・バイアス」という言葉を聞いたことがあるだろうか。最近、よくメディアでもとりあげられるようになってきたが、「無意識の思い込み」を意味する言葉だ。たとえば森喜朗氏の「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言などはその極端な例だが、ほかにも「女子は理系には向かない」とか「いい学校にいったほうが将来いい仕事につける」とか、なんとなく一般的に「そういうものだろう」と思われていることも立派なアンコンシャス・バイアスの一例だ。

「思い込み」というとちょっとやわらかく聞こえるが、要は「偏見」のこと。「いやいや〜私にはそんな偏見なんてない!」と思うアナタ、実はそうやって「ない」と思い込んでいることも、アンコンシャス・バイアスの一部だったりするので、ややこしい。おそらく多かれ少なかれ誰もが何かしらのアンコンシャス・バイアスを持っていると考えられるが、無意識のことだけに、なかなかそれに自分で気がつくのは難しい。でも無自覚なままでいたら、結果的に誰かを傷つけてしまうことだってあるかもしれない(…

2023/1/26

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『女性の品格』坂東眞理子が10代の頃から何度も読み返す「我が青春の形見」の1冊。年齢によって味わいを変える読書のススメ【私の愛読書】

 大ベストセラーとなった『女性の品格』(PHP研究所)で知られる昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子さんは、東京大学卒業後、総理府に入省し要職を歴任した「働く女性」「ワーキングマザー」の大先輩。そんな坂東さんの素顔は、無類の「読書好き」でもある。

 さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回は老若男女に向けてアンコンシャス・バイアスについて書かれた『思い込みにとらわれない生き方』(ポプラ社)を上梓されたばかりの坂東さんにご登場いただいた。

「愛読書選びは難しい…」と悩みながら選んでくださった3冊は、青春の思い出の1冊から最新の歴史もの、ロングセラーの自然科学もの。いずれも坂東さんの「視野の広さ」「見識の深さ」を実感するラインナップとなった。

(取材・文=荒井理恵 撮影=川口宗道)

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ーー本日は坂東さんの「愛読書」を3冊教えていただきたいと思います。

坂東眞理子さん(以下、坂東) 愛読書を聞かれるのって、とてもつらいというか答えにくいものなんですよ。本…

2023/3/15

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 大ベストセラーとなった『女性の品格』(PHP研究所)以来、女性たちへの応援本を数多く執筆してきた昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子さんが、このほど男女を問わず多くの現代人が抱える「アンコンシャス・バイアス」(=無意識の思い込み)について警鐘を鳴らす『思い込みにとらわれない生き方』(ポプラ社)を上梓した。「あなたの当たり前は他の人の当たり前ではない」「思い込みからとき放たれたら、人間関係は豊かになる」と力強いメッセージを伝える本書に込めた想いとは――坂東さんにお話をうかがった。 (取材・文=荒井理恵 撮影=川口宗道)

自分で自分の可能性に目隠しするなんて、もったいない!

――まずは執筆の動機から教えてください。

坂東眞理子さん(以下、坂東):一番のきっかけは森喜朗さんの「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」発言です。元首相ともあろう方が、偏見に満ちた発言をすることに大きな批判が集まりましたが、実際には森さんだけではなく、おじさんたちの中には「女性は――」といろいろな無意識の思い込み(=アンコンシャス・バイアス)をもっていらっしゃる方がいっぱ…

2023/3/2

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思い込みにとらわれない生き方 (一般書) / 感想・レビュー

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スリカータ

アンコンシャス・バイアスというとハテナ?になるけど、思い込みという事だ。様々な思い込みの事象を挙げて解説。確かに私たちは古い既成概念や日本特有の価値観に囚われていると認識した。ただ、読み進めて行くうちに、思考や行動の指針になるようなガイドラインにある程度は囚われて生きる方が楽かもしれないとも思った。

2023/03/14

mushroom

アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)の話。良く聞く言葉でその解説と日本にある様々なアンコンシャスバイアスを紹介しながらその誤解を解いていきます。アンコンシャスバイアスから解放される方法の中で、経験を増やす、本を読む、決めつけない、失敗する事を恐れないで新しい価値観を受け入れる、この4つが印象に残ったので実践したい。また女性人材を育てる3つの「き」期待する、機会を与える、鍛える、は女性だけでなく男性にも通用する考え方だと感じたので取り入れていきたい。

2024/03/28

まるちゃん

「もう歳だから」と思い込まないで、まだまだ知らないことを見付けたり、挑戦すればいい、と自分を励ました。「もう歳だけど、もうちょっと働こうかな」と新年度の新たな仕事に心弾ませる。

2024/03/10

まーや

世の中にたくさんあるアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を指摘している。その弊害や対策についても書かれている。思い込みに囚われていないか、自分の行動や判断基準を改めて見直そうと思いました。

2023/07/05

トト

アンコンシャス・バイアスとは無意識の思い込みの意で、環境や視野の狭さが偏見を生み、それに囚われる人が多く、それらの解放について語っている、のですが・・・ 前半、「今は共働きで、家事も家族が分担して行うのが当たり前になりつつある」とか「私は責任のあるポストに就くことには、デメリットよりもメリットの方が多いと実感」という文言を見て気分が悪くなってしまいました。思い込みを否定している人が思い込みに捕らわれるという皮肉。それこそアンコンシャス・バイアスの怖さかも。誰かが家庭に入り家事、子育てに専念してもいいよね?

2023/03/06

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