太陽を掘り起こせ (一般書)
太陽を掘り起こせ (一般書) / 感想・レビュー
信兵衛
かなり比喩的なストーリーという印象です。 芳枝が出会う問題ごとは、そのまま現代の闇とも思えますし、多くの子供たちが太陽を目指して進んでいくという内容は、子どもたちへ希望を託しているように感じられます。 では、大人は何をしたらいいのか?
2024/04/13
ぽぽる
初版発行日がすべてを物語っている。 本文中の「もどるもなにも、あらゆることは、すすんでいくほかないんだよ」が私には諦念のような本音に見えてならない。 とても悲観的かもしれないが、底なし沼にずるずると沈み込んでいくようで、掘り出すことはむずかしいのかもしれない。
2024/04/23
らて
ある日、太陽が消えた。 読み進めるうちにその状況がだんだんと明らかになってくる。 ままならぬ人生、感染症に戦争、 混沌とした世界で 消えた太陽を求めて旅に出る。 とても不思議な物語で どこまでが現実だったのか全てが想像だったのか 曖昧なまま終わるのも印象的だった。 これはきっと希望の物語。 絶望の中を歩んでいても いつかきっと太陽を掘り起こせる。
2024/04/22
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