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座布団

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作家
剛しいら
山田ユギ
出版社
白泉社
発売日
2011-02-01
ISBN
9784592862758
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座布団 / 感想・レビュー

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せ〜ちゃん

★★★★★ 同タイトル文庫版に短編「蚊帳」を加えての新書版。 噺家のシリーズで全2冊。 山九亭感謝こと要を中心に、その師匠である初助の生き様を語る・・・とても艶のある厳しくも情に溢れたお話で、名作だと思います♡ 感想は文庫版で書いているので省略( ̄▽ ̄)♡「蚊帳」は初助師匠を本当の父親だと教えられた女性のお話から、当時20歳頃の初助のお話となっている♪ 続いて続編『花扇』へ♡

2017/02/12

Kaoru

まだ携帯も普及していない頃の昭和の話で、それこそ八つぁん、熊さんが横丁から現れてきそうな古きよき時代の雰囲気を漂わしていて面白い。古典芸能についてよく勉強されているのが伺えるし、ストーリー構成の巧みさに感嘆する。男色がばれてからの寒也の豹変振りが可笑しい。行動に謎の多い初助師匠の逸話を絡めながら、要の下積み時代や寒也との恋路を芝居がかった台詞と落ち着いた文章で描いている。回想の形をとっているのが余計にノスタルジックにさせて妙。花扇も続けて読みたい。

2013/02/13

マッコリ

旧版+初助師匠の過去話「蚊帳」。初助師匠はほんと魔性だなー。いろんな人たちの心の中に飼い続けられてたんだろうな。それにしても一話一話中身が詰まっていて深刻な話でもテンポよくきちんと落ちがついて読んでいて気持ちがいい。旧版は持っていたけどなかなか手に入りづらい絶版本が新装版になるのはほんと素晴らしい!挿し絵がないのが残念だけど。

2012/04/25

ムック

積んだままにしておかずにもっと早く読めば良かった、でも読んでしまうのかもったいない…そんな風に感じてしまう名作でした。とにかく初助師匠の色気が半端ない、文章からもひしひしと伝わってくる。そして要と寒ちゃんの掛け合いも小気味良く、まるで寄席の客席で長い噺を聞いているかのようだった。こちらでは主に要の過去と現在を行ったり来たりだったが花扇ではついに師匠の過去が明らかに!?急げ~!

2011/07/25

卯月

読み応えばっちり、面白い!!そして、なんと艶っぽいのでしょう。もっと早く読めば良かった。主人公は要ですが、初助師匠の色気が強烈すぎて、主役を食ってる感さえある。というか、初助を中心にお話が展開しているんですね。本文中にイラストが無いこともあり、脳内では雲田はるこ先生イラストでお話が展開してました(山田先生ごめんなさい笑)。続く『花扇』で、この物語の世界をまた楽しめるのが嬉しい(^^)

2016/11/16

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