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花扇

花扇

花扇

作家
剛しいら
山田ユギ
出版社
白泉社
発売日
2011-02-25
ISBN
9784592862765
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花扇 / 感想・レビュー

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せ〜ちゃん

★★★★★『座布団』の続編で、同タイトル文庫版に、短編「枕」と「夫婦茶碗」を加えての新書版。 主な感想は文庫版で♡『座布団』と比べても、より初助の生涯を深く読ませてくれるこの続編…。新装版ではナント!初助の想い人:寺田が出所してのお話が収録されております♡ また目頭が熱くなっちゃった…。やっぱり名作です♡

2017/02/12

マッコリ

旧版+「枕」「夫婦茶碗」。いやー、どの話も泣ける…!要の弟子が真打ちになるくらいになったんだなあとしみじみしたり、初助師匠も心底惚れた男がいて弟子がいて芸を残してけしてひとりでさみしいわけではなかったんだなあとホッとしたり。萌えとはまた違うんだよな。粋で洒落ていて心にしみる。痺れました。あー、この世界にもっと浸っていたい。

2012/04/26

たまこ

座布団から続けて読みました。過去と現在を行きつ戻りつ浮かび上がってくる初助の人物・人生をただ夢中で見つめました。落語家としての誇り高さ、孤独に向き合う気丈さ、人を愛した喜びや悲しみなど、初助の様々なものが胸に迫りましたが、同情や共感といったものを超えてなにか眩しい憧れのようなものを感じました。初助の周辺の人たちにもそうであるように、読者の私の中にもまるで実在した人かのように初助が刻まれたようです。忘れられない作品になると思います。読んでよかったです。

2015/11/18

卯月

ずっしり、しんみり。やっぱり名作。山九亭初助の人生に寄り添わせてもらったような気持ちです。恋する師匠の健気で可愛いこと!「雪かきなんてしないで」と銀さんに縋りつくところ、萌えが振り切れました…。

2016/12/23

ムック

謎だった初助師匠の過去が明らかに。人から見るとどうだかわからないけど本人的にはけっこう満足な一生だったのではないだろうか。心底惚れた相手に出会え、息子同然の要がいて何よりも最高の芸がある。死しても尚世に残るものがある、それは人としても芸人としてもいい人生なんじゃないかな。寺田との会話の中で交わされる都々逸の数々にまた胸を締め付けられた。本当にBLで括られてしまうのが惜しい名作だったな。よし、今年こそは必ず寄席デビューするぞ~!

2011/07/25

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