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否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS)

否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS)

否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS)

作家
デボラ・E リップシュタット
山本やよい
出版社
ハーパーコリンズ・ ジャパン
発売日
2017-11-17
ISBN
9784596550750
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あらすじ

ナチスによる大量虐殺を証明できるか――。
歴史学者対ホロコースト否定者真実をかけた法廷闘争、緊迫の1779日!
実際にあった世紀の裁判の回顧録。映画『否定と肯定』原作!

歴史家には事実に対して独自の解釈をする権利があるが、その事実を故意に歪めて述べる権利はないことを、この映画が教えてくれるだろう。
――デイヴィット・ヘアー(映画『否定と肯定』脚本家)まえがきより

「ナチスによる大量虐殺はなかった」そう主張する、イギリス人歴史家アーヴィング。
彼を“史実を歪曲したホロコースト否定者”と断じたユダヤ人歴史学者リップシュタットは、反対に名誉毀損で訴えられる。
裁判に勝つには、ホロコーストが事実だと法廷で証明するしかない。
だが予想に反し、アーヴィングの主張は世間の関心を集めていく――。
実際にあった世紀の法廷闘争の回顧録。映画原作!

否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS) / 感想・レビュー

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Panzer Leader

ホロコースト否定者から名誉棄損と訴えられたアメリカ人歴史学者が、真実をめぐって英国での裁判を描いたドキュメンタリー。法廷が主要な舞台で600頁を超すボリュームでありながら、最後までだれることなく面白く読めた。なれない異国で裁判の準備に4年もかけ、しかも自分の弁護団から裁判での証言やインタビューの受け答えさえも止められた主人公の焦燥感も痛いほど感じられるが、裁判が進むにつれ原告の嘘や捏造が暴かれていく過程は胸のすく思い。

2018/04/09

Nobuko Hashimoto

映画を観てからの原作。本文543ページとたっぷりだが非常に面白い。イギリスの裁判の進め方、被告側の徹底したリサーチなど勉強になった。ホロコーストをめぐる実際にあった裁判の回想録だが、まるで小説のよう。原作の方が裁判での争点をよく理解できるが、映画は映画でイギリスの法廷の様子が絵でわかるので、併せて見ると良いかも。別の人によるあとがきに要確認事項あり。詳しくはブログに記録。http://chekosan.exblog.jp/28024809/

2018/01/21

jamko

映画を楽しみにしてたので公開前にこの原作を買ってたんだけどなんだかんだ間に合わず、3/4くらい読んだあたりで映画観て、そのあとに残りを読み終えました。映画もかなり法廷シーンに時間を割いてあるのだけど、その比ではない原作の法廷シーンの長さ。それはどれだけ詰めても濁して逃げて誤魔化す相手との戦いの記録で、どれだけ控え目に言ってもうんざりする。一方弁護チームのクレバーさが希望でもあった。トンデモ説と史実を闘わせたりしない、その強固な意志。それを本当に理解できてたならこんな邦題にはしなかったんじゃないかなぁ。

2017/12/15

のんたん

映画『否定と肯定』を観てからこちらに。映画でも結構なボリュームだった裁判シーンだけれど、本当は同じテーマを繰り返し、何度も議論してきたことがよくわかりました。あと、ページ数とは別に、かかった期間を考えると、裁判の前にたくさんの専門家がかかわって、これだけ入念に、丹念に検証がされてるんだなぁというのも改めて実感。ボリュミーでしたが、映画版ではなかったアーヴィングの足掻きとその結果も含めて、読んでよかったです。

2018/01/28

慧の本箱

原告アーヴィングの欺瞞、傲慢、厚顔無恥の嵐。日本の国会でも厚顔無恥の御仁が欺瞞に満ちた発言で国民を愚弄していたけど、本書では被告のデボラがこのアーヴィングの許せない発言を只々無言で聞いていなければならない状態はまさに難行苦行!その彼女を支えるリーガルチームの素晴らしさ。特に勅撰弁護士リチャード・ランプトンの試合巧者ぶりは流石!今の世の中、残念ながら、真実と正義が勝利する醍醐味は中々味わえない。だからこそどうぞこの一冊を!お薦めです。

2018/07/17

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