KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語

イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語

イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語

作家
頭木弘樹
出版社
毎日新聞出版
発売日
2024-04-02
ISBN
9784620328034
amazonで購入する Kindle版を購入する

イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ケンイチミズバ

どうしても他人に伝わらないイライラ。仮に理解されたとしても情状酌量の余地があるだろうか。イライラが人を暴走させる新しいジャンルの編纂。分かってもらえない症状や睡魔、歯痛などに抗い散々苦悩した挙句を文豪がこんなに創作しているなんて。志賀直哉とロシア文学の結末がほぼ同じで面白い。召使の少女は領主の赤ん坊の子守で毎夜、夜泣きされ熟睡したことがない。そんな状況で家事をこなし休む間もなく夜を迎える。腕がいいと評判の顔剃りの親方は熱で床に伏しても弟子たちが不甲斐なく度々起き上がる。終いにはお客からの指名で無理をして。

2024/05/02

感想・レビューをもっと見る