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アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険

アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険

アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険

作家
アレハンドロ・ホドロフスキー
メビウス
原正人
出版社
パイインターナショナル
発売日
2014-07-12
ISBN
9784756245502
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アラン・マンジェル氏のスキゾな冒険 / 感想・レビュー

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りー

偶然と奇跡、信仰と狂気はまさしく紙一重で、本書がどちらに属しているのかは最後の最後まで確かにならずに進む。主人公はもとより物語さえもがタイトル通りにスキゾ。読み方によって哲学者のようにもB級エンタメの様にも読める大作。これは面白い。

2017/04/05

allite510@Lamb & Wool

スキゾと銘打つだけあって、分裂症的にブッ飛んだ展開が楽しい。南米の麻薬王の娘が聖母マリアの再来として受胎し、その胎内の子と一体化して両性具有の神の子となるとか相当に無茶苦茶だが、信仰と狂気と俗なモノや下らないギャグがぐちゃぐちゃにミックスされたごった煮感が気持ちいい。麻薬カルテルのアジトでの「最後の晩餐」とか最高だし、メキシコでのホドロフスキーの師匠をモデルにした女祈祷師のシーンも興味深い。女の子たちもエロくて魅力的。圧倒的な神秘体験をしてもラスト落ち着くのはそこなのか、と言うところはあるが、傑作。

2018/04/07

ovonkovon

生臭くも俗っぽい現代版キリスト生誕ドタバタ劇。現代における救いはコメディにしかならないのかも。信じるものは救われるというけど、口先や努力ではなく、一片の曇りもなく信じきるものしか救われない。でも救いってなんだ?生きることの苦しみから解放されること?その源であるエゴを解消すること?けどエゴのない自分なんて「自分」なのか?救いを必要とするのは「自分」なのに、自分が「自分」のままでは救われることはないというジレンマ。そんな救いは嫌だなあと思うあたり、救いがたい人間なんだろうな。

2015/05/09

ユーコ

性と聖!糞まみれの救世主降誕活劇!面白かった。

2017/05/20

ykoji

「リアリティのダンス」を補助線にして読むと、このBDに書いてある物語がどこまでいっても真実だとよく分かる。

2014/11/02

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