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ゼロ打ち

ゼロ打ち

ゼロ打ち

作家
相場英雄
出版社
角川春樹事務所
発売日
2024-02-29
ISBN
9784758414579
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ゼロ打ち / 感想・レビュー

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夢追人009

突然の解散総選挙による選挙戦を巡る暗闘を描く選挙サスペンスミステリエンタメ小説です。ゼロ打ちは開票率0%に近い状況で当選確実を事前に読んで開票速報する業界の用語ですね。大和新聞の社会部女性記者の片山と与党民政党の新人候補の応援を仕切る国会議員秘書の中村の動きを交互に追います。NHRと都知事・大池ゆかりのネーミングには笑いましたね。醜悪な政治の世界の陰謀には反吐が出ますが、一方で悪党の誘惑に屈しない強い正義感の持ち主がいる事に勇気づけられました。でも警察幹部の手加減は情けないですね。#NetGalleyJP

2024/04/10

starbro

相場 英雄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者なので、政治の闇をもっと鋭く切り裂く感じを期待したのですが、もやっとした感じで終わりました。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=7177

2024/04/20

いつでも母さん

選挙の開票開始直ぐに「当確」が出る・・常々不思議でそれって必要?と思っていた。気になる相場さんの新作は選挙とお金。お金?おぉ~タイムリーではありませんか!読み応えは十分なのだが、スッキリしない。この国はもうダメだと心の声が漏れる・・誰の為の選挙?何のための選挙?だからといって黙ってちゃ既存のままで好き放題されちゃうよね。自分のことさえ信じられないのに誰に託せと?あぁぁ、片山芽衣のこの先が気になるところだ。

2024/03/23

ゆみねこ

選挙の投票が締め切られ、開票が始まった直後に開票率0%に近い時点で当確を報じることを『ゼロ打ち』と呼ぶ。大和新聞社会部の記者・片山芽衣は衆議院選挙の報道センターに配属され、激戦区東京一区の担当になる。国会議員の秘書・中村は東京一区の新人候補の大学教授の事務所の応援に。片山、中村それぞれのパートで話は進むが、ゼロ打ちにまつわるあれこれより、隠された裏金問題や殺された都議の話の方が興味深かった。相場さんの渾身の作、読み応えあり。

2024/04/11

Ikutan

選挙の開票開始直後、開票率約0%で当確を報じる"ゼロ打ち"。経営不振の大和新聞は起死回生の1手にこのゼロ打ちをあげる。急遽、選挙報道センターに配属され激戦区の東京一区の担当になった大和新聞の社会部の記者·片山は、ある都議会議員の不審死を耳にして、独自で調査に乗り出す。東京一区では、新人大学教授·若宮が立候補。国会議員の秘書歴十年の中村が応援に駆り出される。選挙をめぐるあれこれ。そして政治と金という切っても切れない関係に話題の裏金問題。殺人事件を絡めて読み応えあり。中村と片山は天晴れだったけれど今後が心配。

2024/04/10

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