食の王様 (グルメ文庫 か 1-2)
食の王様 (グルメ文庫 か 1-2) / 感想・レビュー
しんこい
食通で酒豪として知られているはずの作者のエッセイは初読み。具体的食べ物の話を語るより人生や哲学的思考の周りに食べ物がちらほろ、というのは少年時代飢えを体験したためか、そもそも食べ物を語るべきでないという世代ゆえか。最後のほうはやっと食べ物話になったかな。
2017/11/02
シングルモルト
本当はこの本の感想なのに、別の本の感想で書いてしまいました。粗忽者ですな。 「食物と女が書けたら一人前だ」と冒頭でハードルを設定されているが、食物と酒を描かせたらこの人は日本一だと思う。選び抜かれた言葉に思わず唸る。 余談だがこの世で一番美味しい水は、と聞かれたら私は迷わず「手術が終わって最初に口に含ませて貰える水」と答える。
2019/09/06
Takao Iida
開高さんの本をはじめて読んだと思う。 食、酒についての考え方に興味をもつ❗ 是非とも他の本にもてを出してみようと思う。 日本酒についての旨口 醸造にたいする考えを他に置き換えたとき味についての深まりを感じる。
2016/10/06
そうぺい
久々再読。やはり面白い。まあ、このタイトルでは、酒の話が多く食べ物系統では、「小説家のメニュー」と冒頭の喫人くらいで、物足りない。が、日本の食談において、開高健は僕の中で断トツ。と言うよりも、開高健は、ルポルタージュと食談と対談が抜群である。と言うよりもw普通の小説は面白くない~すいませんww ねっとりとした描写と膨大な知識や経験と行為、擬音の巧みさと言った何かノンフィクションであろうはずなのに、フィクション感の漂う凡百の食談エッセイ家には、到達できない文体だ。手本にしたいが、真似できないなあ、、、
2017/09/26
shibatay
さすが開高健!という壮絶な話も。既発表エッセイのオリジナル編集版。
2008/04/26
感想・レビューをもっと見る