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菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫)

菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫)

菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫)

作家
ほしおさなえ
出版社
角川春樹事務所
発売日
2021-06-15
ISBN
9784758444132
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菓子屋横丁月光荘 丸窓 (ハルキ文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

人との繋がりが広がるにつれて、縁が縁を呼び、縦横無尽に繋がることによって、守人の祖先と能力のルーツがわかった。同時に守人のやりたいこともぼんやりと見つかり良かった。夏目漱石、小川未明、今回は文学も絡み、夏目漱石や小川未明の作品を読んでみたくる。それはさておき、どういう仕組みかわからないけど、月光荘は、おでかけできて良かった。静寂の中、不思議な世界に誘われ、心がどこか淋しくもなる今作だった。そう、それは小田和正の歌を聴いてる時の感じかな。

2021/07/01

みっちゃん

読み終わり、改めて表紙を見、また涙がこぼれそうになる。「もうひとつの」月光荘、丸窓が起こした小さな奇跡。「ひとりじゃなくて、よかった」守人よ、早くあなたのその喪失感が、孤独が、あたたかなものに置き換わりますように。今作ではあの「ちょうちょう」のメンバーが登場。どんどん『三日月堂』の世界と重なりあっていくのが嬉しくてたまらない。

2021/07/25

しんたろー

シリーズ4作目にして、好い意味で想いが深まってゆく印象で、切なくも温かい読後感。人との繋がりの不思議さ、家族の難しさと有難さ、人生における仕事の意味、などなど深いテーマを織り込みながら、ファンタジー色でふんわりと包み込んでいるので、硬くなりがちな内容にも拘わらずスッと胸に響いてくる。目に浮かぶ素敵なシーンも多いが、今巻では「影絵を使った朗読会」と「鎌倉の海」はウットリしたし、本シリーズの良さが凝縮されている感じだった。『三日月堂』とのリンクも楽しく、守人の成長と共に今後も楽しみなシリーズに育ってきている。

2021/07/30

のぶ

シリーズも4作目になるが、いつもと変わらず川越の素晴らしさと、そこに暮らす人たちの温かさが伝わって来る一冊だった。主人公の遠野守人は大学院の2年。月光荘の管理をしながら、修士論文のテーマを夏目漱石にしようか迷っている。3つの話が収められているが、特に良かったのは「影絵とおはなし」。月光壮をイベントスペースにして、影絵を交えた朗読会を開催するために、みんなでいろいろ工夫するところ。作品全体として気に入ったのは、みんなそんなに大きな事はやっていないけれど、細々と生きているそのひたむきさが心を打った。

2021/06/27

ジュール リブレ

シリーズ4作。川越の町の元・銀座通りから一本入った静かな通りに面する月光荘。話す家との暮らしも月日が経ち新しいステージへと進む。過去とのつながり、周りの人々とのつながり、そして家とのつながりが更なる奇跡を生む。ラスト『丸窓』表題作で、いよいよ家も新しい世界に踏み出す。漱石の作品からの言葉が新たに響く。

2021/07/14

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