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一日の終わりの詩集 (ハルキ文庫 お 9-5)

一日の終わりの詩集 (ハルキ文庫 お 9-5)

一日の終わりの詩集 (ハルキ文庫 お 9-5)

作家
長田弘
出版社
角川春樹事務所
発売日
2021-09-15
ISBN
9784758444347
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一日の終わりの詩集 (ハルキ文庫 お 9-5) / 感想・レビュー

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著者によれば、一日という単位は人生において大切な単位なのだという。過去というと、それはもはや整理された記憶でしかなく、余りに遠いことで嘘のようにも感じられることがある。しかし、一日とは思い出せる限りの情報の過多さ、混沌さ、でありながら誠の真実さがある。眠りにつく前の確かに生きた証拠がそこにはある。一日という言葉の暖かい深みを感じられる詩集。

2024/02/13

PEN-F

詩って不思議なものだなと思う。答えを示唆してくれているような気もすれば、常に問いを投げかけられているかのような気もする。自分自身とちゃんと向き合っているのか?…と。考えるという行為が答えそのものなのかな。知識ではなく知恵。知識は答えを生まないが知恵は答えそのものなのだから。

2022/01/09

taraimo

『空の下』の“独りでいることができなくてはいけない”が反芻します。豊富な情報から離れ、独りになって、そっと聴こえるものや見えるものから、本質に触れたくなります。生きた証を残そうと考えがちだけれど、『経歴』の“跡形もなく、生きること”の潔さにハッとし、『老年』の“近しくなる遠い時間”と“上手に死ぬこと”は、終活で向き合う課題かな。繰りかえし引く辞書、鉛筆、消しゴム……懐かしい道具、語らないものらの言葉、無くなったものへの敬意、心のフックに掛った多くの言葉は、口にするよりも温め続けるものかもしれません。

2023/02/24

HaruNuevo

一日の終わり、すなわち人生の黄昏。この詩集「紡がれた言葉は、歳を重ねた人ほど響くのかもしれない。 この詩集も、自分にとっては大切な読書体験になった。

2024/04/15

マツユキ

素敵なタイトルだけど、本当に一日の終わりに読んでしまったら、眠れなくなるかも。一つ一つ噛み締めて読みたい。

2022/05/25

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