知略を養う 戦争と外交の世界史
知略を養う 戦争と外交の世界史 / 感想・レビュー
てつのすけ
「知略を養う」とあるが、読み方が悪かったのか、古代から第二次世界大戦までの間に起こった戦争について学んだという認識しかもてなかった。知らなかった戦争を知れたとポジティブに考える。
2020/11/11
Yuma Usui
戦争に至る過程と戦後の条約について欧米や中国など様々な事例を解説した一冊。イタリアではピピンの寄進によりローマ教会が領土を持ち紛争が多発するが、各都市国家の長が和平協定を結んだローディの和により40年の平和が実現しルネサンスが最盛期を迎えた。このように戦争の要因や条約と結果が多く解説されており興味深い内容だった。第一次世界大戦から第二次世界大戦への流れと反省が国際連合やIMF、常任理事国を生んだことなど知識が整理出来て勉強になった。
2019/12/04
Mizhology
出口さんの本3冊目でやっとタイトルのイメージどおりの内容。ビジネス目線の大人の世界史総ざらい、しかも広く深くという印象。この頁数にまとめられるってすごい。それにしても時間がかかった。内容も表現も面白いはずなのに、人物名や地名がすんなり入ってこない。ブランクだけでなく、表記が変わっていると頭の切替に一苦労。ドラマや他の本や美術展で触れていたジャンルが無ければ挫折していたかも。教科書には出てこない背景や分析、結局何だったのかなど大変勉強になりました。巻末に載せてくれた膨大な本。読みたい本がまた増えました!
2019/09/22
なななな
前に出口さんの本を読んだ時も感じたのですが、途中は情報量が多く読み進むのに苦戦、しかし、まとめ部分はびっくりするほどコンパクトでわかりやすく、その本が言いたかったと思われることがすっと入ってきます。やっぱり、流石!としか言いようがない。
2018/10/23
だまし売りNo
本書は都市国家が分立したイタリア半島に奇跡的な平和をつくった「ローディの和」を評価している。この時代のイタリア史では、その後に力と権謀術数での統一を志向したチェーザレ・ボルジアが注目されがちである。しかし、外交で平和を達成した「ローディの和」の方が現代に学ぶところが大きいだろう。
2018/11/10
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