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生き方

生き方

生き方

作家
稲盛和夫
出版社
サンマーク出版
発売日
2004-07-22
ISBN
9784763195432
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生き方 / 感想・レビュー

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徒花

KUにて。王道的な自己啓発書。結局、人が幸せに生きていくために裏道などはなく、小学校で習うような道徳を愚直に、大人になってからも実践することこそが大切なのだというのが、丁寧に説かれている。読めば「当たり前」のことしか書かれていないのだが、ここに書かれていることをちゃんと実践しようとすると、それは死ぬほど難しい。しかし、それをきちんと実践し、そして社会で結果を出している人が書いているからこそ、ぐうの音も出ないほどの説得力があるのだろう。正しいけれど、正しいからこそ、難しい。

2016/08/18

mura_海竜

【再読】先行きの見えない時代の生き方。以下の一文に要約されている「つねに前向きで建設的であること。感謝の心を・・・・強欲ではないこと」。自分の才を私物化しない。利己と利他、背中合わせ。異なるのは広く考えるかどうか、広く考えると利他となる。人格が大切なこと。人格の形成のため六つの精進「努力・謙虚・反省・感謝・利他・○○」。最後の一つができていない自分。虎に追いかけられている人のたとえ話「生命を縮めても蜜をほしがる」。「してもらう」側から「してあげる」側への転身。今週末、心をギアポジションニュートラルに。

2016/10/08

おしゃべりメガネ

ページ数とは裏腹に思ってた以上に苦戦した一冊となりました。とにかくスケール(器)がデカすぎて、凡人の私には「そうなんだ〜」とはなれないトコがあり、すんなりとはハマれていなかったです。その中でもハマれたのは『六つの精進』―①誰にも負けない努力をする②謙虚にして驕らず③反省ある日々を送る④生きていることに感謝する⑤善行、利他行を積む⑥感性的な悩みをしない―がココロに残ったかなと。あとは『三毒』で①怒り②欲望③愚痴がなるほどと思わせてくれました。どんな危機に陥っても、常に前向きな姿勢は今こそ必要かもですね。

2020/04/18

Kawai Hideki

十年前の出版だが、図書館の予約は今も長蛇の列。私の後ろにも予約が16人も並ぶ。京セラ、DDIを大企業に育て上げ、65歳を越えて名誉会長に退き、出家を果たした稲盛和夫さんが、自分の思う「生き方」と「人間として一番大切なこと」を少しのてらいもなく真正面から「心を高めること、魂を磨くこと」であると説く。想像以上に中村天風の教えそのままでびっくりした。セラミクスの焼成や人工宝石の結晶成長を真剣に観察しながら技術を磨き、利他の心で事業を大きく成長させて来たからこそ到達した一つの境地として、尊いな、と素直に思う。

2014/07/23

さと

稲盛氏が自身の生き方の根幹に据えてきた事を、確信として伝えている。読めば読むほど氏のエネルギーを感じずにはいられない。多大なる社会貢献をし、得た冨も膨大であるだろうに、氏の生き方の目的はそもそもそこではなく、「魂をいかに磨き高めて宇宙に還すのか」に尽きる。謙虚さ ひたむきさ 利他の心というおよそ経営とかけ離れた概念が結果的に成功をもたらしている。俗世を離れ煩悩を手放す苦行とも思われるかもしれないが、宇宙意志を理解するならばそこに喜びと感謝が内包されていることに気付くだろう。

2017/07/25

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