ソシオパスの告白
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サイコパスやソシオパスにご用心! 凶悪事件に巻き込まれないために知っておきたい反社会性パーソナリティ障害まとめ
サイコパスやソシオパスと聞くと、猟奇的な殺人者や非道な犯罪者というイメージを持つ人が多いかもしれない。どちらも、反社会的人格をあらわした言葉で、サイコパスは先天性の疾患であるのに対し、ソシオパスは後天性の疾患という違いがあるといわれている。両者ともに、平気でウソを付く、罪悪感がないといった特性がある。本記事では、身近に潜んでいるかもしれないサイコパスやソシオパスに対処するために有効な書籍を紹介したい。
『良心をもたない人たち』(マーサ・スタウト:著、木村博江:訳/草思社)
心理セラピストである著者が、サイコパスによって苦しめられた人々のカウンセリングや、サイコパス自身と接触した経験から、日常にひそむサイコパスの実態を明らかにし、被害者にならないための対処法を教える。
【関連書籍】 『良心をもたない人たち』――身近に潜む“サイコパス”にご注意を
『サイコパス』(中野信子/文藝春秋)
平気でウソをつき、罪悪感ゼロ…。最新の脳科学でそんな脳の秘密を解き明かした本書。最新の脳科学によると、脳内の器質のうち、他者に対する「共感性」や「痛み」を認識する部分…
2017/11/2
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ソシオパスの告白 / 感想・レビュー
袖崎いたる
法科大学院で教鞭を取っていたソシオパスな女性教授はソシオパスに関するブログを運営していた。本書を匿名で出版する運びになったのは2013年。著者が実名知りたきゃメールしな!とオープンな姿勢でいたところ、大学に身バレ。するとソシオパス差別が起こり大学退去を命じられる。…とのことだけど、訳者が巻末で「この人の言ってることあまり真に受けんほうがええで」とか諭してるっていうね(笑) ともあれ内容は重厚。視点がソシオパスだけあって冷徹。アゴタ・クリストフみたいに冷ややか。文体だけでも読み応えあるよ。
2020/05/02
DEE
ソシオパスであることを自認し、ブログで発信していた内容を本の形にしたものらしい。 タイトルにもあるように良心や後悔というものを感じず、時に後先考えない危険な行動に走り、しかし知能が高いため周りに溶け込むことも容易。そしてソシオパスである人間の人数は想像以上に多いという事実。 もともと脳の先天的な器質異常が原因らしいけど、子供に遺伝する可能性もなきにしもあらず。 なかなか生き難い人生だけど、その辺りはソシオパスだけあって割り切っている印象。 モンスターから見れば普通の人間がモンスター。 なるほどね〜
2017/12/22
itokake
気持ち悪かった。弁護士で大学教授のソシオパス(この本ではサイコパスと同義)が偽名で書いた回顧録。冗長で一方的なこじつけと引用が多く、誤訳誤記直訳でさらにパワーアップ。p277「ソシオパスの愛と最もよく似ているのは、おそらく子供の愛だろう」と、親になった経験なしに妄言を吐く。暇つぶしに人の恋愛の邪魔。多種多様な自画自賛のオンパレード。危険が好きという通り、カツラと厚化粧でTV出演して身バレ(Jamie Lund, St. Mary's University School of Law)。大学を解雇された?
2021/05/02
しそゆかりうめこ
じぶんには心がないのかなと感じることが度々ある中この本を見つけた。字が小さく難解。こうだからこう、という明確な答えはないようだし、理解が難しい。『利益を追求する上で道徳的に振る舞う企業と同じ』この一文に出会うまで操られてるかのようにとても疲れた。おせっかいのようだけど著者のいうように本当に息を潜めて他者に溶け込んで暮らしている人たちがたくさんいるとしたらその人たちにとってはとても迷惑な本。そして普段の読書にかえるとありがたみがよくわかる本。
2021/10/31
春風
ソシオパス(サイコパス)女性が語る回想録。面白いかどうかというとどうにも冗長でつまらない。人物像もどうも一貫してなくて、この人実は発達障害なんじゃないのと思うところも。発達障害とサイコパスは近縁だということなのかもしれない。
2017/03/07
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