火夫
火夫 / 感想・レビュー
ニルルル
ある出来事をきっかけに、故郷と住まいを追われ新天地へ旅立つ事になった少年の心の繊細さ、そして彼本来の人間関係、組織への洞察力が中心になった作品、彼の将来への期待と、うまくいかない出来事との衝突が見えて、短い作品ながらミステリーチックな部分もあり、後味の悪さもあり、時代感もうかがえる。
2019/03/20
Minamihama
カフカの全集3部作の第3部 Amerikaの第一章 The Stokerを独立させたものがこの火夫だが、かれは当時一度もアメリカに行く事もなくこの作品を、公務員のような仕事が終わった午後から夜中に書き続けていたのかと思うと感慨もひとしおだ。
2019/03/28
マキト
青空文庫での読書。法廷ドラマっぽい。そして問題を解決する事から話が遠ざかるのもいかにもカフカらしい展開だと感じた。
2019/04/10
ゆうちゃん
タイトルが火夫だが、なぜ火夫なのかすんなり解らせないのがカフカ作品の特徴か。
2018/04/24
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