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定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972)

定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972)

定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972)

作家
山本直樹
出版社
太田出版
発売日
2023-02-25
ISBN
9784778323226
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定本レッド1969-1972 ④ (定本 レッド 1969-1972) / 感想・レビュー

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秋 眉雄

no one takes responsibility. That's the Japanese style.

2023/08/27

ムーミン2号

全4巻。1971年から72年にかけて日本で実際に起った山岳ベース事件とあさま山荘事件を描いたマンガ。一巻あたり650~700ページほどの大部、大作である。山本おさむの『赤狩り』とともに、戦後の歴史を知るには読むことをおススメするマンガなのだけども、内容はどうにも辛い。この中で盛んに彼らが使う「総括」という言葉の意味がワタシにはどうしてもつかめない。何をどう思考することを「総括」と言うのか、どうすれば「総括」したことになるのか、それは誰のための「総括」なのか…が分からない。

2024/03/10

なつのおすすめあにめ

年表の最後が安倍晋三銃撃事件で驚いた。

2023/03/06

sucksuckhello

読み切った。処刑のシーンは辛い。女性に対する暴力も辛い。物語の終わりは代表的なテロの年表が付され、この長大な物語すらワンオブゼムでしかなく、手段は目的によって正当化されるという子供騙しで人殺しが続いているのにどうしようもない徒労感を植え付け物語は終わる。だが不思議と読後感は良く、どうしようもなく面白かった。

2023/03/05

ドント

完結巻。閉鎖空間で加速する「あいつはなっとらんのじゃないか?」からの死刑や総括の連続、山岳ベースはあっけなく瓦解し、落ち伸びたメンバーが見つけたのは……。でかい鉄球をぶつける映像など外側からしか観たことのないあさま山荘事件が、想像ながらも内側から描かれたことで立体的になるように思えた。あの電気釜は外側・他者とのコミットのことであるし、また「中で煮詰まっていく」ことの暗喩でもあるだろう。顔コピペやギザギザの描線など気になった部分はあれど、理解しがたい出来事の中に入っていったという点で大変な力作であると思う。

2023/03/04

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