読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

映画術 その演出はなぜ心をつかむのか

映画術 その演出はなぜ心をつかむのか

映画術 その演出はなぜ心をつかむのか

作家
塩田明彦
出版社
イースト・プレス
発売日
2014-01-22
ISBN
9784781611006
amazonで購入する

映画術 その演出はなぜ心をつかむのか / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

たかやん

「映画とは◯◯である」なんてことは全然言ってくれなくて、むしろクエスチョンマークがどんどん膨らんでいく。印象的だったことの1つは、ヒッチコックのオリジナル版とガスヴァンサントのリメイク版の『サイコ』とを比較した箇所。見比べてみて初めてわかるぐらいのちょっとした違いが、同じ脚本ほとんど同じカット割りの2つの映画をまったく別物にしてしまう決定打になるのだから、映画ってつくづく不思議に思えます。

2019/09/18

ヨッフム

「結局のところ、演技というものの最初の拠り所は、自分自身の経験、記憶、日々の観察、他者の観察、それしかないんです。その繰り返しによって、自分が日々無意識的に過ごしてきた時間のすべてを意識して、同時に、自分の無意識の底に眠っているありとあらゆる経験の引き出しを手探りで開こうとする。だから無意識が厚くはならずとも活性化し、流動化する。すると人間の顔が変わるんです。」/上辺だけの技術論で終わらず、映画に対する深い洞察、敬意、愛、監督自身のフランクな人間性が伝わってくる、爽やかな語り口が好感。映画好きは必読です。

2015/03/25

garth

読むと取りあげられた映画を見たくなるという意味で正しく素晴らしい映画本。だが『どろろ』関係の記述にいろいろ心折られる。

2014/02/08

ブラックジャケット

現役映画監督が映画美学校アクターズ・コースの在校生のための講義を収めたスタイルになっている。名詞のアクトからアクション、アクターという言葉が派生されたように映画は動きが基本。著者は撮影現場の動線の重要性を指摘する。 ストーリー、演技などに偏りがちの映画論に、外側に現れる顔、視線、表情と演出・演技論を進める。アクターズ・スタジオのメソッドを批判、一人の俳優の役作りよりも全体の演出を優先する。名作映画のコマ割りの写真を豊富に使うが、 やはり動画ではないので、今ひとつ伝わり方が弱い。人に教えのは本当に難しい。

2019/07/31

のりたま

映画俳優にとって一番大事なことは、君そのものが面白いこと。そのためには無意識を厚くしなければならない。人間は何かを見ているときは、別の何かが見えていない。「場」を異化するのが喜劇役者。その場のエモーションを共有しない。演技というものがある瞬間、現実の単なる形態模写であることを超えて、あるかたちを持ったとき、それがリアリティを持ち音楽となる。「気持ち」が一本調子にならないためには、感情の特性としての揺れ動くこと、常に複数の感情が揺れ動いていることを思い出すこと、人物を外側から見つめることが重要。

2015/12/15

感想・レビューをもっと見る