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巨人ファンはどこへ行ったのか?

巨人ファンはどこへ行ったのか?

巨人ファンはどこへ行ったのか?

作家
菊地高弘
出版社
イースト・プレス
発売日
2018-04-07
ISBN
9784781615813
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「巨人ファンはどこへ行ったのか?」のおすすめレビュー

あんなに巨人が好きだったのに…元・ファンの現在を追ってみたら

『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(菊地高弘/イースト・プレス)

 昭和の流行語として、「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉があった。「子供の好きなもの」を並べているのだが、筆頭に挙がるのがプロ野球チームというところに時代を感じさせる。確かに、1965年から73年にかけて「V9」を達成した巨人軍の人気は尋常ではなかった。その後、80年代から90年代にかけても桑田真澄や斎藤雅樹、松井秀喜といったスター選手が中心となり、ペナントレースでは常に優勝候補筆頭に挙げられたのが巨人というチームだったのだ。

 しかし、2018年現在、巨人の人気はなりを潜めている。今や人気球団の代表格は広島カープだし、絶対的な常勝チームでもなくなってしまった。V9時代に巨人を応援していた子供たちは大人になり、どこに消えてしまったのか? そして、現在の巨人ファンはどんな心境で過ごしているのか? 『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(菊地高弘/イースト・プレス)はそれらの疑問に答えていくプロ野球評論である。

 思えば、巨人ファンが心変わりするきっかけは、90年代以降幾度となく訪れていた。著者…

2018/6/9

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巨人ファンはどこへ行ったのか? / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

岡本

2008年の開幕戦に行って以来、10年間巨人ファンの自分としては頷ける部分が多かった。周りに隠す様な事は無いが、書いてある様な「スルースキル」は確かにある。というか無いとネット上で野球関係のコメントは見れないんじゃないかという程の批判コメントに辛くなる気が。巨人ファンとして考えさせられる一冊でした。

2018/05/13

たかやん

元・巨人ファンである筆者による巨人レポート。元・巨人ファンへの聞き込みからの掘り下げ方がやや甘いような気がする。それでも、純粋に"野球読み物"として楽しく読む。目から鱗だったのは、巨人関連の出版物が急増したことを根拠に、長嶋茂雄監督一次政権初年度の最下位になった年から「長嶋を応援しなきゃ!」と巨人人気が本格化したとの指摘。スポーツは負けっぷりも大事そうです。

2018/06/21

ようはん

野球ファンになったのは中学生になった辺りでパワプロをやったのが契機ではあるけど当初はカープではなく巨人を使用していた記憶でその意味では自分も元巨人ファンか。思えばコロコロのマツイくんとかで割と巨人の選手を知っていたからだけど、本書でも巨人人気の原動力に巨人の星等の実在選手が登場する漫画アニメの影響も挙げている。やっぱりライセンスの問題で実在選手を漫画に出しづらくなったのは痛い。

2021/12/01

TAKA

物心ついた頃から毎日テレビで巨人戦を見てりゃ当たり前のように巨人ファンになっている。周りの皆も99%そうだった。でも今は?松井と共に自分の野球の興味は海を渡った。札幌ドームができる前は巨人の北海道シリーズは平日のデーゲームだったにもかかわらずプラチナチケットだったそうだ。チケットが当たった人は巨人休暇なるものが会社から認められていたそうな。元巨人ファンなんだけどやはりその動向は気になってしまうのは否めない。

2020/06/19

出世八五郎

読売東京ジャイアンツ=巨人のファン今昔を調査分析し語ったもの。文化も経済も儲けることより維持&発展させることの方が重要だと思う。日本国が一極集中解消すれば日本海側にも球団が引っ越すと予想期待します。その時、都心の球団が減り、地域密着の球団が生まれ、巨人は昔のようにプロ野球盟主ではなく12球団の1球団としてプロ野球は再生すると期待する。可能ならばあと4球団増やしてCSを実りのあるものにして欲しい。・・・あと、巨人は開閉式野天球場にした方がいい。

2021/04/16

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