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雨は降るがままにせよ

雨は降るがままにせよ

雨は降るがままにせよ

作家
ポール・ボウルズ
Paul Bowles
飯田 隆昭
出版社
思潮社
発売日
1994-05-10
ISBN
9784783727491
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雨は降るがままにせよ / 感想・レビュー

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saeta

これも27年前に購入した初版本を2度目の再読。退屈なアメリカでの日常に飽きタンジールを訪れた主人公の青年ダイアーが現地の空気、時間、人々に翻弄され、果ては現地のマリファナのようなドラッグを吸引し夢か幻か次第に自身を失っていく様は、欧米人の傲慢さが垣間見えるが、読み応えがあったように思う。後半の船で訪れたモロッコ人の山間の別宅(別荘)辺りから俄然面白くなる。

2021/06/11

禾原

何かが起こる期待を抱かせる事がないままお話は進み、そして実際に愉快な事態は何も発生しない。主人公は一大決心をして行動は起こすが、思い描く未来が訪れる事は読者にはまったく予想されず、にもかかわらず主人公はノリノリで行動を起こすのでひたすらに辛い。

2012/10/19

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