時代のにおい
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時代のにおい / 感想・レビュー
Maiko Araki
著者に興味を持ったのでもう一冊。取り上げる話題は多様だが、怠けるということや旅の余白、辺りが印象に残った。 今の若者は怠けること、孤独に耐える訓練が足りないと言う。それをさらりと「二十一世紀は労働時間が短くなるのだから、こうしたことが絶対に必要になる」と結び付ける感覚。間に、グローバル化により日本の社会システムが変わる、というが文脈が横たわるがそれを感じさせない。わかりにくいことはあっさり、わかりやすいことはじっくり、という著者の講演のポイントが文章にも活きている。もう一冊何か研究に近い本を読んでみたい。
2016/01/16
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