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幕末明治 異能の日本人

幕末明治 異能の日本人

幕末明治 異能の日本人

作家
出久根達郎
出版社
草思社
発売日
2015-12-12
ISBN
9784794221742
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幕末明治 異能の日本人 / 感想・レビュー

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wasabi

二宮尊徳金次郎、私の通っていた小学校の中庭にも像が建ってました。晴れようが降ろうが薪を背負って運びながら本を読む。偉人なれども、もはや尊徳像を置くガッコはないかな。そして幸田露伴ですよ。鴎外、漱石と共に明治の三文豪だそうですよ。でもこと露伴は、周りに読んだって人おりません。有名なのに馴染みのない文豪なんです。天田愚庵にいたってはまったく存じ上げませぬ。ということで出久根さん、このところマニアックな人物伝が続いてますが、親しみがないとどうしても入ってこんのですわ。そろそろ時代小説を頼んます。

2016/02/08

ks

歴史は分からないけれど、1ページから数ページで一つのエピソードが終わるため、読みやすかったです。なぜ二宮金次郎の銅像は小学校にあるのか、勤勉とは聞かされていたけど何故それだけで…と思っていたけれど、これを読んで納得。幸田文のしつけ帖を読んだ印象では、幸田露伴は万能な父親のイメージだったけど、なかなかの波乱万丈。明治の日本人のガッツや骨太さに敬服するとともに、自分は甘えているのではないかと、自分自身を振り返るきっかけにもなりました。背筋をしゃんとしたくなる一冊でした。

2023/11/01

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