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古本屋 月の輪書林

古本屋 月の輪書林

古本屋 月の輪書林

作家
高橋徹
出版社
晶文社
発売日
1998-06-30
ISBN
9784794963598
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古本屋 月の輪書林 / 感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

いつか必ず読むだろうと思っていた一冊。ようやく読んだ。古本屋さんの書く本にハズレは少ないと改めて感心。面白かった。ユニークな古書目録で知られる月の輪書林の高橋さんの日記。月の輪書林の目録は私も三種類見た事がある。どれも読んで面白く、無人島に持ってゆく一冊のような充実に舌を巻く代物である。日記には今は亡き山口昌男や坪内祐三が出て来る。この二人はこの本の中で生きている。坪内さんが実にいい友達である。貯金残高まで赤裸々に記す日記。本当に残高数万円ながら、借金して本を買い、売る。それが素晴らしいのだ。お薦め。

2020/12/24

マーク

35 これ、読みたい本がめちゃ増えそう。嫌な予感。竹中労目録。古書目録手に入れたい.第5章は私にはまとまりなくつまらず飛ばした ●坪内祐三山口昌夫と知り合い ●突破者 宮崎学 ●なないろ文庫ふしぎ堂、石神井書林 九品仏 ●淡島寒月 梵雲庵雑話 逸文 ●木山捷平、安田武、広瀬千香、山中共古 宮本三郎、高田保、伊東三郎 ●平岡正明スラップ怪人伝  ●安田武。富士正晴 贋久坂葉子伝 安田武の手紙七箱。6箱は処分。鶴見俊輔、丸谷真男富士正晴田宮寅彦 私家版安田武 ●古書巡り→タイムトリップ、明治大正の東京散歩

2022/11/03

はなひ堂

古本屋の日常がスリリングに描かれています。著者の雰囲気がにじみ出る文章もさることながら、商売がら目を引いたのは1ページだけ写真にあった店内の風景。スライド式本棚を中央に配置した容易に数万冊収納可能な書庫で未知の目録販売を想像してしまいました。

2016/05/18

おらひらお

1998年初版。目録主体の古本屋さんの日常が描かれた一冊です。やはりお金のやりくりが難しいようですね。あと、店の名前は、岡山県にある月の輪古墳からとっているそうです。

2012/06/03

moonanddai

古本屋さんってものすごく大変ですね。目録づくりで連日午前様…、「水害」にもあうし、金策もしなければならない…。それでも市場の醍醐味はまた(相当)違うのでしょうねぇ。はまったら抜けられない…。そして、歴史の中に埋もれた人、忘れられた人を丁寧に捜し出していくというのも面白さなのでしょう。今回もまた新しい人(私が知らないだけ)を紹介されました。竹中労。学生時代、騒いでいた人がいたのを思い出します。安田武、ちょっと読みたくなりました。

2017/01/01

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