野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る (シリーズ・日常術)
野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る (シリーズ・日常術) / 感想・レビュー
くさてる
「個人または少人数の有志が非営利で発行する、自主的な発行物」であるZINEについて、著者自身の歴史を踏まえながら語られる一冊。いわゆる同人誌といってしまえば、馴染みがある人も多いと思うのだけど、一般的なそれよりは狭く深く、個人の色合いが強い気がします。どんなかたちであっても、自分を表現することは救いだなと思いました。ZINEを発行する人へのインタビュー、入手するためのイベント紹介などもあります。
2020/07/25
チェアー
自らのZINE史を語った本。 自分の世界を、この世界のなかでどう囲い込んで作るか。 作った世界を、わかってくれる人たちにどうやって見せるか。 それがZINEという表現手段だ。 そこでは何でもあり。強制も規制もない。そういう自己を解放できる場をどこかに作っておくことが大切なのだ。
2020/06/20
garth
個々のメディアではなく「ZINE」をムーブメント、一メディア史として位置づけ定義しようとする試みなのだと思う。やはり韓国のシーンというのがいちばん興味深いね。
2020/06/01
読書熊
表現していくことが自ら生きる糧になること。それを全力で肯定してくれる。ページ数は薄いけれど、力強い一冊でした。
2020/07/16
ポルポ・ウィズ・バナナ
「自分なんて」と思ってしまうかもしれないけど黙っていると声が大きい人の声がますます大きくなるだけだから、萎縮しないでほしい──これに尽きる。僕もロスジェネど真ん中なのでロスジェネだからこその何かはあるような気がしてならない。バーコードつきの本ではありますがバイブスはZINEのそれで(ゆえに野中さんは勇気を持って一歩踏み込んでらっしゃってて)とにかくフィジカルの魅力に溢れまくった本。なんか「感謝!」ってカンジです。
2020/07/05
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