路地裏バトルプリンセス (GA文庫)
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路地裏バトルプリンセス (GA文庫) / 感想・レビュー
葛野桂馬@時津風@ハスター
もっとギャグよりな作品かと思いきや、思いのほかガチバトルものだった。所々に小ネタを挟んでくるものの、全体的にはシリアス一筋。ただ、バックグラウンドの描写不足が目立ち過ぎているところがちらほらと。三年で奥義を覚えられたら誰も苦労しねえよと小一時間ry。主人公とヒロインのもどかしい関係はライトノベルらしく、作風と相まって良い感じだった。だけど、敵側の描写が足りずただの屑になり下がっている。面白い話は“敵”が魅力的な存在なのに。続刊があるなら作者が「主人公に勝たせたくない」と思ってしまう敵役を希望。
2015/03/06
晦夢
格闘ものバトルアクション。女装にコスプレとかありつつ、ブラックな展開もあるという盛りだくさん。会話の雰囲気というか場の雰囲気みたいなのも好みだった。特に小町と日月の会話が凄くいい。そして小町可愛い。これで年下とか最高かよ。師匠師匠と付いてくる來未も可愛い。來未の事情もそうだけど、小町に日月も色々問題を抱えていそうで、次巻も楽しみ。
2015/02/15
ツバサ
これは凄い。今までにない異色な作品、てっきりただの格闘モノだと思ってたがダークな部分もあって面白かった。続きが気になる。
2015/10/06
S.T.
以前お気に入りさんが何人か高評価していた作品。ブクマで見つけて衝動買い。女装コスプレが趣味という主人公が《血闘》という路上格闘技に巻き込まれ、心ならずも“伝説”になってしまってから1年。“伝説”に憧れる少女との出会いから始まる物語。異能なしのリアルバトルは珍しいね。ヒロイン二人はどちらも魅力的で、男の友人も一見テンプレに見えながら主人公とガチで意見ぶつけあうなど各キャラがきちんと立ってた。來未はメイン(?)らしくハードな背景があったが、主人公達の活躍もあり何とか乗り切る。異色ながら秀逸な出来だったと思う。
2016/01/31
空箱零士
★★★★☆ 正しさの下では決して救われないものがある。例えば人の弱さ。正しさこそが人を弱さから救うじゃないかって? 違う。それは救済ではなく矯正であり、それが救済に見えるならそれは矯正の結果に過ぎない。言い換えれば、そのお題目の下になされるのは弱さの「否定」であり、第一義は「正しさ」に反するものの排除なのだ。かつての自身の弱さを否定し正しさを説く友に少年は言う。「弱さをどうにかするなら、まず弱さを自覚しなきゃいけない」と。「弱さ」を前に成すべきこととは、自らの「弱さ」がどんな形を取っているかの自覚なのだ。
2015/12/02
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