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全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)

全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)

全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)

作家
松本修
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2018-10-05
ISBN
9784797680300
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あらすじ

誰もなし得なかった空前絶後の画期的大研究! 女陰語はなぜ大っぴらに口にできないのか? 学術的にも高い評価を得たベストセラー『全国アホ・バカ分布考』の著者が、全国市町村への膨大なアンケートに基づき女陰・男根語の方言分布図を作成。言語地理学で丹念に読み解き、古文書、春画などをつぶさにあたる。そして至った驚くべき結論とは。一気読み必至の面白さ! 放送禁止用語に阻まれた『探偵!ナイトスクープ』の幻の企画が書籍で実現! カラー版女陰・男根方言全国分布図付き。

「全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書)」のおすすめレビュー

『探偵!ナイトスクープ』で実現しなかった企画が書籍化! 庶民の言葉の歴史をひもといた『全国マン・チン分布考』

『全国マン・チン分布考(インターナショナル新書)』(松本修/集英社インターナショナル)

 口にするのは憚られる。しかし耳にした瞬間、胸のざわつきを抑えられなくなる。多くの人が学生時代に友人から、辞書の「その部分」にマーカーを引かれて恥ずかしい思いをする。『全国マン・チン分布考(インターナショナル新書)』(松本修/集英社インターナショナル)はそんな“それ”、すなわち女陰と男根が全国でどう呼ばれ、どんな語源を持ち歴史の中で変遷してきたかを大々的に調査した本だ。

 こんなしょうもない、もとい今まで埋もれていたテーマを大真面目に取り上げたのは、『全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路』(太田出版)で、アホとバカの境界線を探り当てた松本修さんだ。松本さんはかつて『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)のプロデューサーとして、数々のバカげた調査とその結果を世に送り出してきた。このマンとチンの全国方言分布図も、番組がきっかけで生まれている。

 1995年、東京で働く京都出身の女性からこんな投稿が寄せられた。

 母から送られた京都の饅頭を会社で配った際、ふと見ると自分…

2018/12/27

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全国マン・チン分布考 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

ともすれば、なんて生やさしいレベルではないタブーによって、口に出すことを憚られてきた性器の名称が、実は下品などころか、最高級のものに喩えられてきた言語史を再現。これは「全国アホ・バカ分布考」を上回る論考だろう。今まで言語学が避けてきたことは、学問に壁を作るようなものだ。著者の論考に喜んで協力した人々の多くが実は女性であったことを意外に思うとしたら、それは男性中心思考から抜け出ていない証拠かもしれない。

2018/10/21

つくえくん

性器の表現の伝播と由来を推測した労作。だが、女性器をどう社会が評価しているのかという要素がなければ、言葉の伝播の仕組みは解明できないと思う。(マイナスのイメージとして言葉が伝わるのかどうか、とか)。しかもそこから「美しい日本を取り戻そう」と「日本すごい」に飛躍する。最も嫌だったのは、出てくる女性を「美人」とか、容姿で評価していること。最終章なんて自分に酔ってる。せっかくの学業的な成果が完全に霞んでいる。

2019/01/21

ふぇねら

「ナイトスクープ」で紹介されただけあって、三宮のジュンク堂書店では山積みされてました。確かに労作ですが、さすがに終章は要らんよねぇ。

2018/12/08

yutaro13

中身は放送禁止用語だらけだが大変に学術的な労作。著者は「探偵ナイトスクープ」のプロデューサー。テーマが女陰・男根語ということでテレビでは扱えなかった企画が元になっている。それにしても著者の研究姿勢と情熱は凄まじい。女陰・男根語が京都を中心に周圏分布していることを明らかにするとともに、その語源を膨大な資料を調査して追究していく。今では大っぴらに口に出せない女陰語も、もともとは京の都の上品な言葉であったとは。多くの辞書が無批判に受け入れている「マラ」梵語由来説を論破していくくだりは痛快でさえある。

2018/12/17

mawaji

高田馬場芳林堂の店頭で目にして何度か逡巡した後、意を決して購入しました。日本言語界のタブーとも言える「心がざわついて」近づけない言葉の数々に果敢に、真面目に、面白く取り組んだ本書はとても読み応えあり。「方言周圏論」はまさに目からウロコで、亡き祖母が「ねまってたもれ」と言っていたのは北前船経由の京のやんごとなき言葉だったのだ。中学生の頃に「ボボ・ブラジル」とか「日産ホーミー」とか連呼しながら囃し立てたものでした。「『ジュ』の響きがええなぁ…」と秋田県人なのに関西弁で呟いていた同級生のIくん、息災でしょうか。

2018/10/26

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