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「現代優生学」の脅威 (インターナショナル新書)

「現代優生学」の脅威 (インターナショナル新書)

「現代優生学」の脅威 (インターナショナル新書)

作家
池田清彦
出版社
集英社インターナショナル
発売日
2021-04-07
ISBN
9784797680690
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「現代優生学」の脅威 (インターナショナル新書) / 感想・レビュー

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マイケル

相模原障害者殺傷事件の背景にある優生思想を中心に興味深いテーマを生物学者がまとめた良書。先行した米国優生運動、ナチスのT4作戦やレーベンスボルン、渋沢栄一のらい予防協会設立と日本のハンセン病隔離断種、優生保護法推進の社会党とマーガレット・サンガーや日本安楽死協会設立の太田典礼との接点、昨年のALS女性嘱託殺人と著者反対の安楽死・尊厳死、死の自己決定権批判、クリスパー/キャス9-ゲノム編集の問題点など紹介。最後の章ではアフターコロナ時代の優生学として20世紀初めにあった「チフスのメアリー」を教訓として紹介。

2021/04/15

Akio Kudo

★★★★ 読みやすく勉強になった。過去になっていると考えがちな優生学が現在の脅威でもあることに驚き

2021/05/03

志村真幸

 優生学の歴史と現状について、きわめて分かりやすくまとめてくれた一冊だ。  前半は近代における優生学の概観。社会進化論やアメリカの移民問題、ナチスの人種政策、戦後日本の伝染病政策など、くっきりとした見通しが得られる。  後半は、現代日本に関わる問題を扱っている。安楽死を巡る議論や政策、出生前診断として、知能や病気を遺伝から判断して操作しようとする風潮、老人などへの社会的コストのことまで。  命の選別と切り捨て、さらには積極的な摘み取りまでが、現在の日本で「受け入れられつつある」事態にはぞっとさせられる。

2021/04/07

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