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蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

作家
柚月裕子
出版社
宝島社
発売日
2015-08-06
ISBN
9784800244314
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蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) / 感想・レビュー

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じいじ

 柚月裕子の婚活詐欺をベースにした連続殺人サスペンスは、スリリングで面白かった。著者のヒット作「佐方シリーズ」に負けず劣らずの傑作である。容疑を崩せない〈アリバイ〉。大手新聞社、テレビの大マスコミを敵にして、ニュース週刊誌の女性ライターの挑戦が爽快。現在と過去が折り重なるように進行するストーリー展開が絶妙で、著者の巧さを感じる。バラバラになったパズルのピースがはめられていく後半は気持ちよい。終始、根底に流れる人間ドラマが手を汗を握ります。

2017/02/27

紫 綺

単行本にて読了。途中まではグイグイ引き込まれたが、終盤失速。殺人の動機が弱かったかな。それにしてもひどい親もいたものだ。

2015/12/23

まこみん

フリーライターの由美が追う事件、容疑者の冬香には完璧なアリバイがあるが、彼女の過去には不可解な時期がある事に気付く。連続婚活不審死事件から過去の児童虐待へ。二人姉妹の辿った人生はあり得ない程悲惨で痛ましい。父親が入院治療から復帰し、再び妹が共に暮らす様になった事が結果的に大失敗だった。定期的にその後の親子の様子を見極める事は出来なかったのか。冬香に途中迄同感していたけれど、ギャンブルからの一連の罪は甘えと短絡的な浅はかさとしか言いようがない感じ。「あなた」と呼び掛ける人って誰かと思っていたら…ソレ?

2017/12/24

takaC

気持ちを新たに読んでみたがどうもこの話は自分とあまり相性が良くないみたい。もっと早々にタイトルの意味を知らせた方が良いんじゃないかななんて思ってみたり。

2015/10/18

nobby

新年早々何と救われない作品を読んでしまったことか…婚活詐欺連続殺人事件の容疑者とされた女性、その悪くない容姿や生活から何故犯行に及んだのかを探る。視点を変えた展開や名前などの人物描写から予想もしやすく読みやすい。少し詐欺に至るまでの大金が必要になるきっかけは違和感だったが、案外そんなものな気もする。彼女達の行った事柄は許されないが、誰が幼少期を救えたというのか…『臨床真理』にもいえるが、記者のツッコミ過ぎ取材の様子だけ気になった、

2016/01/03

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