誤解だらけの発達障害 (宝島社新書)
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「誤解だらけの発達障害 (宝島社新書)」のおすすめレビュー
“病気”“治る”という誤解――専門医が教える「発達障害」3つの事実
『誤解だらけの発達障害(宝島社新書)』(岩波明/宝島社)
会社や学校に馴染めず、「生きづらさ」を抱えやすい発達障害。近年では世間的な認知度が高まり、インターネット上でも多くの情報を得られるようになった。
発達障害について手軽に情報収集ができる一方で、ネット上には極端な意見や偏見、誤解を招きかねないコンテンツも多い。調べることで「もしかして…」という不安な気持ちを余計に強めてしまう人もいるだろう。
『誤解だらけの発達障害(宝島社新書)』(岩波明/宝島社)は、医学的な知識のない一般の人に向けて、発達障害の正しい知識や事実(ファクト)を分かりやすく解説した1冊だ。著者の岩波明氏は、主に精神疾患の認知機能障害や発達障害の臨床研究をおこなう医学博士。ベストセラーとなった『発達障害(文春新書)』(文藝春秋)の著者でもある。
本稿では誤解されやすい発達障害の基礎知識を、本書よりいくつか紹介していく。
発達障害は「治る病気」なのか? 落ち着きがない、よくミスをする、コミュニケーション能力に問題があるなど、発達障害を漠然とした症状で捉えている人は多いだろう。発達…
2019/12/3
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誤解だらけの発達障害 (宝島社新書) / 感想・レビュー
jima
広く浅く
2020/02/05
hiyu
基礎的といえば基礎的な内容が主ではある。本書を読んで一番に思ったのは発達障害であるか否か、ないか否か、このところで相当の混乱が生じているのだろう。純粋に医学的だけでなく、社会的や司法の場面でもともすれば誤った引用、誘導が問題と言えるだろうか。
2020/02/13
Asakura Arata
スタンダードな入門書。引用文献リストがないのも初心者用だからか。表紙に書いてある「発達障害のグレーゾーン」に関しては。どこに記述されているか見つけることができなかった。
2019/11/23
Kei Yamazaki
良くも悪くも発達障害という言葉が世間に出回るようになった。これを機に基礎知識も広まれば良い。傾向はあるだけで障害という言葉が飛び交う。しかし、その傾向がどこから来ているのかで対応が全然違う。正しい知識が広まることを願う。
2020/03/08
Larisa
10年前とは発達障害の捉え方が変化していることもあり、関連する情報が大体書かれていて頭の整理ができる。ただ、興味をそそるような書き方ではないし、帯にある「疑問に答える」という感覚で読むには言い回しが固め。発達障害や精神病の知見が無い人には読みづらいかもしれない。
2020/01/12
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