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ルポ歌舞伎町

ルポ歌舞伎町

ルポ歌舞伎町

作家
國友公司
出版社
彩図社
発売日
2023-02-28
ISBN
9784801306479
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ルポ歌舞伎町 / 感想・レビュー

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ma-bo

國友さんの著書は、ルポ西成、ルポ路上生活に続き三冊目。2019年以降、歌舞伎町の通称ヤクザマンションに住み、取材やご自身の目で確かめた内容のルポ。前二作は潜入して当事者感(体験談)が強かったが、今回は第三者的目線感(取材)が強い気がした。書かれている人間関係や現実がやはり怖く、街全体が非日常空間の様であり、それも仕方がないかな。引き続き潜入したいとの事でこれからの歌舞伎町のルポも今後あるかもです。

2023/05/20

読特

高田馬場を乗り過ごし到着するのは西武新宿線の終点駅。プリンスホテルの東に広がる東京屈指の歓楽街。彷徨い歩けば偽装難民のキャッチに引き入れられる。女を守るつもりでのストーカー。迷惑行為は退治される。海か山への”ドライブ”で気弱な男は命乞い。…女に惑う男がいれば、男に狂う女もいる。ホストの客の9割から10割は風俗嬢。稼がなければ貢げない。稼ぐための仕事は限られる。最後に行きつくハイジア外周。”立ちんぼ”たちが集う場所。…歌舞伎町。夜の闇は底が深い。昼間の街でも久しく行ってない。遊ぶはよい。堕ちたくはない。

2023/12/07

Tαkαo Sαito

とても面白かった。ノンフィクションの良さは自分が経験しないニッチな現実世界を仮想体験させてくれるところ。人間臭さ、人間ドラマが特に濃い場所が歌舞伎町。特に、歌舞伎町を50年以上撮り続けている伝説のカメラマンの言葉が響いた。「俺は変化が好きなんだ。三百六十五日、同じ日が続いてごらん。それじゃ刑務所と一緒じゃないか」「きっと街は華やかになり、歌舞伎町に縁がなかった人間も街を訪れるようになるはずだ。街がにぎやかになればそこには必ず行きます暴力とエロが生まれるんだ。いくら綺麗な建物ができたって、一寸先は闇なんだ」

2023/12/04

GAKU

トー横キッズ、ホスト狂いで風俗に堕ちた女性、路上売春の少女等々、今の歌舞伎町の闇の一部が描かれています。ここに登場する人達、病んでいますね。

2024/02/17

おいしゃん

【2024-22】ホームレスのルポで著者の取材力に感服したが、今作もまさに。ストーカー除去を裏の稼業としているチャーリーを筆頭に、個性強すぎな人物たちの懐に入り信頼されるのは、もはや才能だろう。

2024/02/07

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