〆切前には百合が捗る2 (GA文庫)
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〆切前には百合が捗る2 (GA文庫) / 感想・レビュー
芳樹
「正しさ」というのは何なのかを考えさせられた作品。愛結が選んだ両親との関係については、これで良かったのかどうか。でも、きっと時間が解決してくれるのだろうな…。二人に幸せな未来が待っていますように。
2021/10/17
よっち
晴れて付き合うことになった人気作家の優佳理と、彼女の家で働く家出少女・愛結。そんな二人の前に優佳理を慕う人気アイドル声優、須原朋香が現れる第二弾。一緒にお風呂で映画を見たり、担当と締切から逃げたりと幸せな日々を送る二人。一方でお互い大切に思いながらも年齢や家庭環境、思いの違いなど、常に微かな不安が影を落とす二人の関係。相変わらずダメ人間な優佳理には苦笑いで、京のその後も良かったですけど、新キャラ朋香もいい感じに効いてましたね。本気が垣間見えた優佳理の暴走でこれからどうなるのか、また続きを読んでみたいです。
2021/10/13
ナギ
前巻からどう進展するのかなと思っていましたが、ライバル登場からの両親との対決がスムーズで読みやすかったです。同性愛というテーマだけに難しいラストなのかな?と思っていましたが、そうではなく爽快感のある終わり方でしたし、古い考え方を改める意味でもあの両親はあの設定で良かったと思います。
2022/10/09
わたー
★★★★★流星みたいにものすごい熱量で迫ってきて、パッと儚く消えてしまうような作品だった。序盤からは、愛結が性欲モンスターになったことを除き、関係性が変わっても作品自体の空気感は変わらなくて、今回から登場した朋香も含めて非常にいい雰囲気だった。途中で、京の近況についても仄めかされていたことも、妹さえいればいいの読者にとって嬉しいサプライズだったように思う。それだけに終盤の、無理解が服を着てしゃべっているかのような愛結の両親にヘイトが溜まったし、それを札束と愛情でぶん殴った優佳理さんのカッコよさに惚れた。
2021/10/14
まっさん
★★☆ 「妹さえいればいい。」で有名な平坂先生が描く百合物語第二弾。 前述の「いもさえ」の世界観を受け継ぎ、主要登場人物であった白川京が敏腕編集者となって登場するなど、前作の読者も楽しめるものとなっている。 今巻では前巻で関係が確立した二人のその後を描いた話であり、二人の仲睦まじい様子を楽しめたり避けることが出来ない障壁にぶち当たったりするお話。とりあえず綺麗に纏めたなというのが最初の印象であり、百合作品というよりは同性愛者にフォーカスを当てた作品となっている。 一応今巻で完結との事だが、それにしては→
2022/02/10
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