陸の深海生物: 日本の地下に住む生き物
陸の深海生物: 日本の地下に住む生き物 / 感想・レビュー
kinkin
深海には様々な魚やエビなど多くの種類がいることが最近次第にわかってきた。しかし地中にも多くの生き物がいることをこの本で知った。地の底など普段は全く意識せずに歩いている。この本ではそんな地中のいき生き物が非常に詳しい写真と解説で紹介されている。蜘蛛、ケラ、多足類他。どれも好きに慣れないが生態系の一端を担っているのは間違いないだろう。図書館本
2024/01/28
たまきら
最初何を言ってるんだ著者は?と思ったが、深海にも引けを取らない環境に生息するマイナーで地味な生物(昆虫が多いです)の紹介を、フルカラーと個性的な語り口で表していて驚かされました。放置されたトラップやコロナのエピソードなど、コラムが個人的には面白かったです。もちろんじゅえき太郎さんのイラスト&マンガも。しかしそっくりなゴミムシ(素人目には違いはわからぬ)が延々と紹介される冒頭(16p~53p)には(あんたたちパンクロッカー並みの命知らずだよ)と感激しつつ、少し退屈してしまったことをここに懺悔します。
2024/01/04
スリカータ
地中や井戸の底、洞窟などで暮らす昆虫の図鑑。面白くてワクワクする。メクラチビゴミムシはわたしが見ても違いの判別がつかないが、沢山の種類が紹介されている。なんといっても、小松さんのコラムが最高なのである。地味な昆虫たちへの溢れんばかりの愛と情熱が迸り、つい頬が緩んでしまう。地下生物の採掘の苦労は計り知れないが、新種の発見でこの本の改訂版が出ることを期待したい。
2024/02/25
in medio tutissimus ibis.
かつて洞窟に生息すると見られてきた地中性生物の多くは、その体躯の小ささから、洞窟と同様に地面の裂け目や砂礫の隙間や地下水脈にも生息しそれらを通して意外な生息域の広がりを持っている。一方でやはり地形的な断絶によって生息域を区切られる彼らは、その系統が列島の形成過程を物語るいわば生きた歴史書である。しかしその意義は周知されていると言い難く、石灰石の採掘や、洞窟の観光化などの環境破壊によって日々地下性生物は脅かされている。コウモリに食われたりカビに侵されたりしながらなぜか居るプライヤキリバが珍しくモフモフで好き
2024/02/25
takao
ふむ
2024/05/10
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