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魂を考える

魂を考える

魂を考える

作家
池田晶子
出版社
法蔵館
発売日
1999-04-10
ISBN
9784831871688
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魂を考える / 感想・レビュー

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魂とはなにか。私の魂か、魂の私か。

2022/07/29

solaris

この人の本を読むと、斜め読みしてしまう。結論、及び起点がいつも同じだから。読み慣れたからというのもある。 魂を考えるというタイトルを見て、本棚から取り出してみた。 印象的な文句がない。マーカーを入れたくなる文章もない。 私、自分、意識、存在、魂。 それぞれの言葉が指し示す物は違っている。違っていると感じるし、知っている。魂なんて言葉の意味をどこで習ったんだろうか。そういうのは、誰も教えてくれない。 それらに意味はないし、力もない。自分だけにしか価値がない。言葉が本来持っている内向きの力。

2015/01/03

新山下

魂について考え、語り出そうとして著者は絶句する。「わからなさ」を考えているように思える。彼女は「自分」などというものは、さして確たるものではないから、「自分の魂」と言わず「魂の自分」という。そこが著者の面白いところ

2013/04/07

quiz9

考えさせられます。 精神でさえイマイチなのに、魂となると・・・ でも、魂でないと理屈に合わないような気がすることは、ある。

2011/11/03

しわじい

101p  精神科医が患者と接するときもまた、常にこの「理解不能」と接するわけだが、正確に考えれば、我々がそれぞれの別々の〈魂〉である限り、じつは我々は皆、互いに別々の世界に生きていると言っていい。たまたま共通する部分が多い同士で、「この世界」すなわち「社会」を作っているだけであって、共通する部分が全くない〈魂〉がいても、少しもおかしくない。逆に、それぞれ別々の〈魂〉たちを全包括するような性質の〈魂〉がいるだろうことも、予想に難くない。もっともこれは、かなり、〈神〉の概念に近くなる。

2011/02/06

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