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美酒復権

美酒復権

美酒復権

作家
一志治夫
出版社
プレジデント社
発売日
2018-11-29
ISBN
9784833451383
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美酒復権 / 感想・レビュー

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サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

(2024-14)【図書館本】日本酒の消費量が減り、毎年幾つもの酒蔵が廃業しているという。こうした状況に危機感を抱き、本当に美味しい日本酒を作ろうとした秋田の蔵元集団「NEXT5」の挑戦。「ゆきの美人」「山本」「一白水成」「新政」「春霞」今では全国的にも有名な銘柄であるが、立ち上げ当時はどの蔵も経営的には危機的な状況であった。従来のやり方を大きく変えることはもちろん不安も大きく、杜氏との意見の食い違いや、醸造の失敗もあるが、それに挑戦して新しい一歩を踏み出した彼らを称賛したい。★★★★

2024/01/29

pukupuku

これもまた日本酒を求めて彷徨っていたら出会ってしまった1冊。読む「情熱大陸」なんて出てきていたけど,読んでる間「ぼくらは位置について 横一線でスタートを切った・・・」って「プロフェッショナル」の主題歌がずっと頭の中で流れてた。下町ロケットシリーズみたいにさ,NEXT5シリーズでドラマできたらいいなぁ。日本酒は美味しい!美しい!アートだ!飲み過ぎなければきっと体にいい!日本酒の本というよりビジネス本と感じた。

2019/01/02

T2y@

秋田旅行に向けた予習本。日本酒界のジョブズと評される「新政」蔵元の佐藤祐輔氏を中心に、志を共にするNEXT5の軌跡を追った一冊。著者は「狂気の左サイドバック」一志氏だけに、読み応え充分。東日本震災が現在の日本酒復権の一助となった軌跡も知る。今回の旅で「新政」は入手ならずも同NEXT5の「福禄寿」を購入。ドラマの続きは冷酒でじっくり味わいたい。

2021/06/27

makoto018

読後、日本酒の味わい方が変わった。ゆきの美人、白瀑(山本)、福禄寿(一白水成)、新政、春霞。秋田の若手蔵元集団「NEXT5」。彼らが、右肩下がりだった秋田の、そして日本の酒造業界に与えた変化は大きかったのではないか。作れば作るだけ売れた時代から、衰退期に入った清酒業。跡継ぎだった彼らは、蔵元自身による酒づくり、純米酒への転換、昔ながらの手法による酒づくり、首都圏中心の販売など変革を起こす。エッジを立てるほど、独自な風味となり、差別化が図られる。地産地消で味わえるお酒。これこそ、秋田のシビックプライドだと。

2023/10/20

sunafukinT

★★★★★ 本の話と全然関係ないけど、日本酒で一番好きなのは八仙です!▼秋田の若き蔵元の苦労話です。私が日本酒を好んで飲み始めたのはここ5年くらいなので、秋田の日本酒がこんなことになってるとは知りませんでした。。何にしてもその時代に合わせた改革は必要なんですね。▼私も将来は田舎に戻って家業(漁業)を継ぐ身なので、考えさせられますね。。▼どの時代も何をやるにも勉強と研究は必要です!私もその心をすてないで生きていきたい。そして、保守的な人とぶつかるのもいつの時代も同じなんですね。。

2019/04/17

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