SMに市民権を与えたのは私です (立東舎文庫)
SMに市民権を与えたのは私です (立東舎文庫) / 感想・レビュー
あほーす
これぞ昭和!といった感じの波乱万丈。阿佐田哲也作品の登場人物のようだった。二人の交流は無かったのだろうか?と少し気になる。文章も軽いノリで読みやすかった
2016/03/17
櫻主
神田古書街の外れに芳賀書店のビルがある。最近では影が薄くなったきらいはあるが、しばらく前まではいつも人が溢れていた。本書を読むと、あぁ、あのビルはこうして建ったのだろうと思わせる。美濃村晃(喜多令子)、辻村隆、谷ナオミなど時代を築いた人々との交流が記される。いつの時代もそうであろうが、時代の最中にいる当人たちは時代を作っているといった認識なくその日を生きているのだと、改めて気づかされる。団鬼六のような生き方をしてみたいものだと思いながら、私を含む多くの人々には、そんな度胸はない。その日を生きるのが精一杯。
2019/06/13
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