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攻殻機動隊論

攻殻機動隊論

攻殻機動隊論

作家
藤田直哉
出版社
作品社
発売日
2021-12-24
ISBN
9784861828812
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攻殻機動隊論 / 感想・レビュー

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梅田

押井版映画や士郎原作、SACのみならずARISEや2045、果てはハリウッド版実写映画までをキチンと論じている真摯さにまず敬意を表したい。しかもそれぞれの評がきちんと全体の流れを作り出していて、かなり面白かった。2045を論じた章では、リアルタイムのコロナ禍や日本社会について悪い意味で筆が走りすぎている気がしたけど、筆者の個人的な心情がエモく吐き出されていることが後書きで懺悔されていて少しほっこりする。原作の読解はかなり刺激的で、知恵熱が出そうだった。

2022/02/04

KA

押井版第一作と原作第一巻、そしてハリウッド版の該当章のみとりあえず。ハリウッド版上映時に巻き起こった「ホワイトウォッシュ批判」批判に関して、まさに完全同意。そして映画の評価も同じである。このある種の失敗込みで作品を考えること自体はとてもスリリングなんだけどなぁ

2023/12/01

iwtn_

広い範囲に影響を与えた攻殻機動隊について、映画、原作、アニメシリーズ、関連作品までを含めて解説した力作。ゴーストってそういう意味だったのか、が一番大きな得たものかもしれない。ホロン構造あたりは提唱者の本を読む予定。「機械の中の幽霊」が絶版なのは悲しい。ARISEと実写版も食わず嫌いしていたが、ひるね姫も含めて観ようと思えた。自分は高校の部室で原作漫画の一巻を読んだのが、このミームへの感染の始まりだった。SACは大学のときのアルバイト先で。ま、自分もオリジナルになれるかは不明だけど勝手にやっていく所存。

2022/07/30

azu3

なかなかの力作で。半分はナナメ読み(小難しくて…)。SACと2nd.GIGはそれぞれ3〜4周は観ているが、改めて解説されると、ほぉ~そうだったのか!という発見も。ARISE 、もっかい観てみよ。

2022/05/30

satao

面白くてどんどん読み進めてしまいました。シリーズが多いにも関わらず、それぞれ丁寧に言及しつつ、参考文献等も細かく記載されており頭が下がるなと思いです。子供の頃にSACを見て「アニメだけどほんの少し先の未来だ」と衝撃を受けたのが始まりですが、そこから10年20年を経ていろんな答え合わせをし続けている感覚です。作品に込められたメッセージが膨大にあると感じつつも、10%も受け取れてないだろうな…という気持ちがあったので、理解が深まり助かりました。自分でもケストラーや三島由紀夫について調べてみようと思います。

2024/03/24

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