芝居の面白さ、教えます 海外編
芝居の面白さ、教えます 海外編 / 感想・レビュー
Hiro
日本編に続き本書、外国作家編も楽しく読んだ。最後のニール・サイモンは読まずに飛ばそうかと思ったら後半のテキスト読みの部分が案外に面白くてとうとう全編読んでしまった。日本編よりもテキスト分析に重点が置かれて書名の戯曲講座に相応しい内容。イプセンとチェーホフの解説が最も充実していると思う。戯曲の読み方について、小道具の使い方、演劇的アイロニーの意味、ハムレットのto be or not to be…の意味、等々たくさんのことを教えられた。日本編海外編全二巻の出色の戯曲入門書。当時の仙台市民が羨ましい。
2023/09/25
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