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ベストセラーはもういらない

ベストセラーはもういらない

ベストセラーはもういらない

作家
秦隆司
出版社
ボイジャー
発売日
2018-12-18
ISBN
9784862398505
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あらすじ

ジャーナリスト秦隆司が作り手側から見た出版の世界を描くノンフィクション。生き残るための出版マネージメントとは?

“出版は「完全に死んでいる」”
ボイジャーから出版した『マニフェスト 本の未来』で、返本の問題に焦点をあて、根本的な改善を見送り続けるアメリカ出版界の旧弊をこのように表したジョン・オークス。彼は2009年、ニューヨークで友人と「返本ゼロ」「読者への直接販売」を目指す出版社ORブックスを創業、10年足らずで年商1億円をこえる出版社へと成長させた。ORブックスにはオノヨーコ、ジュリアン・アサンジといった著者が集まる。本書はJ・オークスのORブックスの実態、アメリカの新聞や出版の歴史を例に、出版社が生き残るための鍵を解き明かす。

【目次】
アメリカの出版システム
100年前のフェイクニュース
パブリッシング・インスティチュート
バーニー・ロセット
出版人アルフレッド・クノッフとの戦い
直接販売の勝利
書店のビジネスモデル
ORブックスの組織
返本ゼロのビジネスモデル
メディアと読者へのアプローチ

【著者】
秦隆司
1953年東京生まれ。マサチューセッツ大学卒業後、記者、編集者を経てニューヨークで独立。1996年にアメリカ文学専門誌『アメリカン・ブックジャム』創刊。2012年アメリカン・ブックジャムのeBook版、eブックジャムの第1弾、第2弾をボイジャー社より出版。2018年『スロー・トレインに乗っていこう』を電子版として復刊。アメリカの政治ニュースを追うポリティカル・ジャンキーでもある。

ベストセラーはもういらない / 感想・レビュー

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qoop

親子三代でアメリカの出版業に関わってきた編集者を取材し、出版事情の変遷を追いながら現在の状況を考察、これからのあり得べき業態を探る一冊。デジタル/オンデマンドに活路を見出した経緯を聞き取りながら著者自身の思いを重ねていく。かつて「アメリカン・ブックジャム」誌の編集長を務めていた著者。熱心とは云えないながら同誌の読者だったので、ふわっとした読み心地ながらいつのまにか問題の芯に切り込んでいる著者の文章を懐かしく、一面で新鮮さを感じつつ読んだ。翻訳文学の受難期である今、またああした雑誌を読みたいな。

2019/02/04

amishima

あるセミナーで登壇した著名な編集者が薦めていたので、買って読んでみました。タイトルにあたる内容は終盤の2、30頁くらいのボリュームしかなく、ほとんどの部分がニューヨークの出版人の華麗なる血脈、人脈、足跡をなぞっている(だけの)ルポルタージュでした。それでも『チャタレイ夫人の恋人』無修正版の版権争いや、国内販売をめぐっての郵政局との法争など、興味をそそるエピソードもあり、ひとつの教養としては有益な読書ではありました。思うに、「ORブックス」について、何の予備知識もなく読んだのがいけなかったのかも知れません。

2019/02/06

亮介

ニューヨークタイムズの歴史とかよりも、このテーマでふれるべきことはもっとあるはず。

2019/01/20

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