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江戸の怪異と魔界を探る

江戸の怪異と魔界を探る

江戸の怪異と魔界を探る

作家
飯倉義之
出版社
カンゼン
発売日
2020-04-13
ISBN
9784862555472
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「江戸の怪異と魔界を探る」のおすすめレビュー

怨霊、妖怪、七不思議! 江戸の人々が恐れた怖い話の現場を辿る「バーチャル散歩」が楽しい

『江戸の怪異と魔界を探る』(飯倉義之/カンゼン)

 せっかくのGWや気候のよい春の季節も新型コロナウイルスによる感染予防のために外出自粛となってしまい、普段アクティブに過ごしている人は外が恋しい日々を過ごしたことと思う。旅行好きな人たちの会話の中で、Googleストリートビューなどで旅行気分を愉しんだという話をSNSで見かけて、自分もやってみようと思ったものの、ハタと困った。家に籠もっているのが好きな私には、特に行きたいところが思い浮かばない。どこか行ってみたい場所を探そうと、もはや本末転倒なことになりながら旅行ガイドのような本を探していたところ、何故か見つけたのが『江戸の怪異と魔界を探る』(飯倉義之/カンゼン)だった。本書には、江戸時代の怪奇譚にまつわる場所の地図が載っており、それでいて心霊スポット巡りとは違い、江戸の文化について学ぶこともできるため、なんだか高尚な気がしたのである。

江戸を魔物から守る「鬼門封じ」  徳川家康が、かつて未開の地だった江戸を拠点に定めたのは、家康のブレーンである天海(てんかい)という僧の献策があったためだとされる。…

2020/5/30

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江戸の怪異と魔界を探る / 感想・レビュー

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Norico

江戸時代の人たちが恐れた妖怪や幽霊について書かれている。百鬼夜行拾遺の妖怪が載ってて「風狸」がかわいい。「屏風のぞき」はしゃばけシリーズのイメージとだいぶ違った。

2020/07/31

ちーたん

呪ったり呪われたりで、不審死や早死を祟りと考え、祀ったところが今なお畏れられて残っていたりお参りしたり。都会に見える東京の隙間にある神社や石碑に心奪われます。

2022/08/05

乱読家 護る会支持!

江戸の町を魔物から守る為の鬼門封じである寛永寺、増上寺、日枝神社、浅草寺など。 平将門、菅原道真、新田義興などの怨霊話。 天狗、河童、化け猫などの妖怪のお話。 お岩さん、お菊さんなど幽霊話。 などなど、、、 東京各地を歩きながらコワーーイ話を聞く😱 噂話、ひそひそ話は、日本人の好物。そして、人から人へ物語が伝わるにつれ、物語は元型から全く別の話になっていく。 特に、コワーーイ話は、登場人物がより先鋭化し、より恐ろしく、より哀れに変わっていく。

2020/10/14

夏至

特に江戸の鬼門封じと妖怪の章が興味深かった。現代の地図付きなのもいい。京極夏彦の本読むのに便利そうだなぁ。

2020/08/16

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