音読教室 現役アナウンサーが教える教科書を読んで言葉を楽しむテクニック
音読教室 現役アナウンサーが教える教科書を読んで言葉を楽しむテクニック / 感想・レビュー
コットン
音読をすることの効果は初めに触れられていて、本文でも作品への思いや自分の考えが音読に反映し、音をどの様に扱うかのノウハウが学べる。読み方は一つじゃないという解釈も良い。アナウンサーの本ではあるが、人として作品を音読するときの文との真摯な向き合い方がすてきだ。それは、巻末のメモを見ると一目瞭然だ。
2021/05/13
さばずし2487398
音読テクというか作品に対する読解に近いだろうか。読書なら流す言葉も音読だと重要な伏線キーや心理、状況の変化として発声のスピードを変えたり語氣の強弱を調節したりする。そこ迄は一般の人でも注意するが、本書はそれが半音高いか低いか、最初の一語がどういう状況なのか、徹底した細かさが流石プロ。音読は言葉と自分との対話、時に格闘。紙に書いた物を音声という別の実体として自分を通し伝える時、いかに温度を感じさせるか。正に語感=五感。全身で言葉に氣を与える。自分の言葉もこれくらい注意したら他人への悪口は言えないのかも。
2022/02/20
うずら
最後の堀井さんの書き込みのページ! 初めの一文を読んだだけで人を引き込むプロの仕事の凄さを垣間見た。
2023/07/10
akarick777
堀井さんと一緒にごんぎつねを読む練習をしましたが、結末を知っているもんで、途中から泣いちゃって読めませんでした笑
2023/04/25
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
朗読本をまとめて読んだ時の1冊。ごんぎつねの「ご」について、2、3時間講義したいという文言に「?」となったが読み進めてみると納得。解釈によって音読の仕方がかわるということに気付かされました。朗読と音読は特に分けていないスタンスなので、朗読本として1番参考になりました。
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