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観念結晶大系

観念結晶大系

観念結晶大系

作家
高原英理
出版社
書肆侃侃房
発売日
2020-11-21
ISBN
9784863854260
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観念結晶大系 / 感想・レビュー

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ハルト

読了:◎ 物語すべてがヴンダーヴェルト(驚異の世界)で組上がっているような。結晶のきらめきや散らばりが観念を魅了する。硬質でひやりとした知性。結晶とははたしてなんなのか。結晶を口中でなぶり、愛でて、歌うよう響きながら、結晶たちの世界は、そこに存在する。世界の謎めいた美しさを、結晶に封じこめて、その内を覗いたような読後感。もしかしたら手のひらに今、正十二面体の結晶が乗っかってあるかもしれない。そんな幻想を信じたくなる、夢に囚われた本だったように思う。あと参考文献がすごかった。

2021/03/30

いやしの本棚

ひと月ほどずっとこの物語の中にいた。ひんやりと体温がない透明な世界。本が読めない時期でも、この本からは遠ざかることがなかったのは、大結晶の引力にゆるやかに繋ぎとめられていたからだろうか。心の底で、ビンゲンのヒルデガルトの音楽が響きつづけている。

2020/12/30

沙羅双樹

ここまで高い次元に行き着いた小説はなかなか無いと思う。水晶のように美しく、多面的で、神々しい。読了後には強い余韻が残り、再読を余儀なくされる。装丁、冒頭文、締め方も全て「かっこいい」の一言。読むだけではなく、聴く芸術。

2021/04/17

tue1972

想像力の結石。澁澤龍彦への恋文にして、ゴスの叫び声。周波数が合う人には聞こえてくる。

2021/01/08

夢現

目を閉じると全てが真っ白 透明で硬質な音が耳の奥へ鋭く響き渡る

2021/04/08

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