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寂しさでしか殺せない最強のうさぎ (現代歌人シリーズ)

寂しさでしか殺せない最強のうさぎ (現代歌人シリーズ)

寂しさでしか殺せない最強のうさぎ (現代歌人シリーズ)

作家
山田航
出版社
書肆侃侃房
発売日
2022-07-20
ISBN
9784863855274
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寂しさでしか殺せない最強のうさぎ (現代歌人シリーズ) / 感想・レビュー

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ちえ

一度読んだら忘れられない印象的な題名に引かれて。◆今はもう空き家なんだなあの冬はイルミネーションにくるまれていたのに◆猫の頭蓋骨は小さい手に収まるくらいの量の春つかまえる◆手渡しは危ないからさテーブルに置くよ紅茶もこの感情も◆孤独死の部屋に整理がよくされた本棚がひとつ、残されていた◆海、海、海、海が見えるよ僕たちは海に奇跡の投げ売りを見た◆北海道新聞でもお見かけしていた作者は札幌生まれで在住。

2022/12/11

だいだい(橙)

この歌集が最新巻、私には初読みの歌人。タロットカードをモチーフにした短歌の試みが面白かった。私もまねしてみようかな?最初の方はハッピーな恋愛の歌が並ぶが最後の方は不穏な感じがした。最初の歌集から順を追って読めばわかるのかも。穂村さんの影響はわかるが、山田さん独自の個性というか、とんがったものがよくわからない。刺さる人には刺さるのだろう。いい意味で優等生な感じがする作者の人柄を感じた。

2023/09/03

まぁみ

第三歌集。初読みです。なんとも言えない魅力があります。チャーミングでキュートで、摩訶不思議な世界観。会話短歌が実に面白い。何首か後ほど。

2023/10/16

おはぎ

なんとなく、新かな遣いのほうが山田さんの歌に合っていると気がするのは気のせいだろうか…。ただの好みの問題?「少子化で廃校が増え廃校がロケ地の青春映画も増えた」「普通ならサビに使えるメロディを惜しみなくAメロに使うよ」

2023/03/15

有機物ちゃん

なんかタイトルかっこいいな!と購入。強めのパンチライン効かせてくるのかなと思ってたら、人との何気ないやりとりを切り取った優しい短歌でほっこり。作者があとがきでコミュニケーションをテーマにした歌集とあった。その誰かの存在と出会った事で、1人の時に見る景色もそう見えるんだな~と感じられて良かった。特に好きなのはちょっと俗っぽくなるような終盤の短歌が好き。狂気とは具志堅用高 愛犬に負かした男の名前をつける/夏としか喧嘩した事ねえような男だ草の匂いをさせて/孤独死の部屋によく整理された本棚ひとつ、残されていた→

2024/03/29

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