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サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ)

サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ)

サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ)

作家
久石ソナ
山田航
出版社
書肆侃侃房
発売日
2021-02-07
ISBN
9784863854468
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サウンドスケープに飛び乗って (新鋭短歌シリーズ) / 感想・レビュー

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toron*

朝焼けに体を預けてゆくときのカーテンレールのにぎやかな声 遠のいてゆくのは故郷 指先に結露を長く長く集めて 国道に捨てたらいずれ粉々のライターだろう風を知るだろう 髭を剃り終えたらわかるひりひりと生き延びてゆく仕組みについて 好きな歌を上げる。三首目のライターの歌が個人的には一番好きかもしれない。四首目の歌も、作者は自分以外の髭を剃る立場であることを踏まえると、読みが広がりそうで面白い。 海、波音に喩える歌が多く、故郷の景色以上のものであるのかもしれない。これをキーワードにして再読してみたい。

2021/02/26

青色

「木漏れ日を英訳できずに見渡せば冬の匂いに都市は包まれ」「さよならだ 体が軽くなっていく月を横切る旅客機を追え」「雨の降る世界にひとつ感情を当てはめるならさよならにする」「飛行機はきみを連れ去ってゆくこれは短いエンドロールなんだ」特に好き

2021/02/26

オールド・ボリシェビク

札幌在住の歌人の第一歌集。その饒舌でありながらも時に不器用なリズムを刻む歌を味わう。そして何より、その独自の美意識を知る。現代短歌の最前線にいるわけではない。けれども、紛れのない現代短歌である。わかるかな?

2021/02/26

no666kkk

こういう本は初めて読んだ。短歌といってもとっつきにくいものではなかった。お気に入りは「飲み残した酒を~」

2021/09/17

すずちう

短歌定型というか韻律に対するスタンスはけっこう支持できる。

2021/03/14

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