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ドールハウスの人々 (TO文庫)

ドールハウスの人々 (TO文庫)

ドールハウスの人々 (TO文庫)

作家
二宮敦人
大前壽生
出版社
TOブックス
発売日
2020-01-20
ISBN
9784864729086
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ドールハウスの人々 (TO文庫) / 感想・レビュー

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Takeshi Kambara

表紙絵に惹かれて購入。若手人形作家である青年の周囲で起こったバラバラ殺人事件、それは悪夢の始まりで…。ページ数こそそんなに多くないがその分、恐怖や狂気が濃縮されている。最終盤まで犯人があいつだと気づかなかった!!!そして読後、表紙の絵を見ていると人形に話しかけられている気になる(;゚Д゚)何だか気持ち悪くて直視出来なくなってしまった(笑)

2020/03/12

えみ

頭も腕も胴体も足も…全部元はパーツであって誰が見ても“モノ”である。それなのに、どうしてかな?一度完成させた“人形”とりわけ球体関節人形のような人に近しいモノであればあるほど分解して、また頭も腕も胴体も足もバラバラのパーツの状態にするとなにやら残酷な気持ちになる、この不思議な感覚。これが人形の中に人間を感じたとき、人形はその人間にとっては“モノ”ではなくて愛を注ぐことも出来る“人間”になっている…という感情なのかな。ただし見失ってはいけない。人間と人形の境が崩壊した時、何が起こるのか。この小説の闇に眩む。

2020/04/03

Gemi

先日読んだ「18禁日記」と同著。この作品は球体関節人形作家が主人公で、その愛好家たちの会から狂気の連続殺人事件が展開していく。人形と人間の境界線がなくなった愛。ホラーミステリだけどそこまで怖くはない。この人形自体にそこまで興味があるわけではないが、吸い込まれそうになるその魅力は感じる。以前、京都大原人形博物館に行ったことがある。雰囲気もさることながら、店主の人形屋佐吉さんの迫力たるや。ちょっと引いてしまうぐらいの熱量で語られた記憶が蘇る。興味のある方は⇒https://www.mariacuore.jp/

2023/11/08

こゆび

人形が壊された。人間が殺された。バラバラに切断されて。天才と呼ばれる人形作家と、その恋人を襲う殺人事件の顛末を描いたホラーミステリ。ミステリの肝である意外性も、ホラーの要である恐怖も少し弱いけれど、その分読みやすい。人間と人形の、正気と狂気の境界は。壊れたものは人形の体か。それとも人間の心か。凶器は、あなたの狂気。

2020/10/07

けえこ

球体関節人形作家の大学生が巻き込まれたバラバラ殺人事件。 壊れすぎたホラーミステリー、私には共感できない世界。

2022/02/18

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