このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景
「このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」のおすすめレビュー
有吉弘行、伊集院光も称賛! マシンガンズ・滝沢秀一のゴミ学本がスゴイ
『このゴミは収集できません』 (滝沢秀一/白夜書房)
タレントの有吉弘行が「ゴミはダイヤなのかもしれない…」とつぶやけば、伊集院光は「お笑い芸人がゴミ清掃で発掘したゴミ学」と称賛。強力なインフルエンサーたちの援護射撃を受けて、重版街道まっしぐらという1冊が、お笑いコンビ、マシンガンズ・滝沢秀一の著書『このゴミは収集できません』(白夜書房)だ。
著者が芸人活動の傍ら、ゴミ清掃員のアルバイトを始めたのは今から6年前。当時36歳。子どもができ「3月までに40万持ってこい」と奥さんに言われたことがきっかけだ。9社のバイト募集にすぐに応募するもことごとく敗退。唯一、即採用という神対応をしてくれたのがゴミ清掃会社だった。
ゴミ清掃業は36歳の僕でも即採用してくれる懐の広い業界で、本当に様々な人が働いてお世話になっている。
こうして始まった清掃員の仕事を通して感じたことなどを、著者はまずツイッターで配信し、多くのフォロワーを獲得。本書の巻頭には、タナカリヨウスケ氏の、どことなく初期の蛭子能収を感じさせるシュールテイストなイラストと共に、41篇の珠玉のつぶや…
2018/10/4
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このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景 / 感想・レビュー
鉄之助
芸人とゴミ清掃員の二足のわらじ、マシンガンズの滝沢秀一の実録ルポ。6年続けた「ゴミ屋」目線で社会を直視。見えてくる現実に、笑ったり、ハッとさせられたり…おもしろかった。ゴミ出しの仕方で、貧富の差がわかるという。ロデオボーイや美容関連グッズが出ていればは富裕層。パチスロ機が捨ててあったり、焼酎大容量ボトルが多ければ、そうでない住宅地。住宅物件を選ぶんだったら、朝早く「ゴミ集積場」を見よ! も面白かった。回収不能ゴミが多く残っていたり、汚かったら、その地域は避けた方がよい、という。
2019/11/02
kinkin
著者はお笑い芸人。生活のためにゴミ清掃人となる。清掃員から見たゴミの実態やゴミを出す人などが書かれている。うちの近所にゴミステーションがある。このゴミステーション、可燃物の日でも不燃物をだしたり缶やビンが出されている。近所に人が張り紙をしようが関係ないのだ、そんなマナー違反にも言及されていた。そしてなにより生ゴミの多さ。もうすぐ恵方巻きという季節になった。いつもニュースで売れ残りの恵方巻きのことが話題になる。食べきれないものを作らない、まずはここからゴミ問題は始まるのではないかと思った。図書館本
2019/01/20
gtn
何でも徹すれば本にもなるし、環境省の広報大使にもなれる。著者はゴミ収集に誇りを持っており、読後感が爽やか。
2020/10/14
@com
ゆかいな仲間たち 面白かった、ゴミにも色々人生にも色々あるんだなぁ。
2019/01/13
seacalf
清掃員というレアな切り口で身近だが見馴れぬ世界を見せてくれる。お笑いのネタのようにさくさく読めるのがいい。『中身が入ったまま捨てられているビンで一番多いのはオリーブの実。張り切って料理したが、その後持て余したのが目に浮かぶ』など清掃員でないと気付かない面白ネタがたっぷり。一人の人間が一年間に出すゴミの量は日本が断トツの世界一、スウェーデンは国をあげてゴミ問題と向き合っており、エネルギー変換の為のゴミが不足し近隣から輸入しているなど驚きの情報も。だがマシンガンズの軽妙な語り口に慣れてないと読むのは辛いかも。
2018/12/22
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