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居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

作家
桜井美奈
出版社
文響社
発売日
2018-12-14
ISBN
9784866511115
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居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

やはり桜井さんの書く学校モノはココロが穏やかになりますね。デビュー作『きじかくし〜』が学校モノだっただけに、読み進めてもすんなりといけます。居酒屋の経営が難しく、日中はフリースクールをやることになり、そこに通う生徒はなかなか個性的なメンバーに。学校に馴染めない中学生や80歳を過ぎてからまた勉強をやり直したい老婆、ひきこもりのゲーム青年、スケートの道を諦めかけている女子高生など、それぞれの苦悩が少しずつ、やんわりと解消されていきます。人に優しくすることとあえて厳しくするコトの大切さをしっかり学びました。

2021/05/22

みかん🍊

『塀の中の美容室』が良かったので手に取った、親友の居酒屋の経営難を救う為店を買取り経営を手伝うが、何故か不登校の義理の息子の為昼間の居酒屋でフリースクールをして欲しいと頼まれる、そこに通う頭が良過ぎて不登校の中学生、高校に行けなかったので再び学びたい老女、ゲームに逃げているフリーター、夢破れたスケーター女子高生それぞれがここを居場所として前へ進んでいく、そしてイケメン先生もみんなを教える事によって変わって行く、迷い鳥たちそれぞれが一つのきっかけにより飛び立っていける心温まるスクールだった。

2019/02/01

よっち

居酒屋が経営難に陥った友人・村瀬晴彦を救うため、親の遺産でその物件を購入した鈴村明也。晴彦に息子の不登校も相談され、居酒屋を開店していない昼間にそこでフリースクールを開く物語。晴彦の経営見直しをアドバイスしつつ、賢いがゆえに不登校になってしまった晴彦の息子・亮我、八十四歳で学び直したいハツネ、引きこもりだった佑都、フィギュアスケートに挫折した若菜、そして彼らを導く明也。すずめに集まった事情を抱えた彼らが抱える悔恨があって、そんな彼らが助け合いながら過去を乗り越え前に進むきっかけを得てゆく素敵な物語でした。

2019/01/08

アズマ

すごく温まりました。いい話です。年齢も状況もバラバラな人たちが集まっているのに不思議な絆が生まれていました。みんなそれぞれ生きるのが下手だったりはするけど「すずめ」に来て前向きに進んでいく姿がよかったです

2019/06/09

まーしゃ

塀の中の美容室に続いて2作目の桜井美奈作品。今回は再建に乗り出し居酒屋を日中をフリースクールとして開校する話。登場人物は複雑な環境、心境なのだけど… 前に向かって行く心温かい素敵な話でした。

2019/07/08

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