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小説 こころ

小説 こころ

小説 こころ

作家
夏目漱石
出版社
文響社
発売日
2021-03-11
ISBN
9784866513560
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小説 こころ / 感想・レビュー

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アキ

久々にこころを読み心を動かされる。明治の終わりと共に妻を残し自死に至る先生の手紙で終える小説。この小説に通底する死の不吉な基調。先生の両親の死、残された金を巡り叔父に欺かれた過去、私の父親の死期、Kの死、妻の母の死、明治天皇の崩御と乃木大将の殉死。いくつもの死は明治という時代の死でもあり、そこに死の裏側にある生の萌芽は見出せない。主人公の私は、東京で先生の葬儀に出た後にどう生きるのであろう。文響社のこの本は挿絵入り、ルビ振り、文字の意味付きで文庫本より読みやすかったです。違う形式の本で読み直すのもいいな。

2021/04/17

鱒子

言わずと知れた夏目漱石の代表作のひとつがイラスト付きで。このイラストがビックリ!なんと漫画のひとコマなのです。なので、イラスト内に台詞入りの吹き出しが書いてあります。そしてこのイラストは「漫画こころ(作者 有栖サリ)」からの引用。文響社さん、面白いことするなぁ。

2021/07/09

紅香

『私は今自分で自分の心臓を破って、その血をあなたの顔に浴びせかけようとしているのです』父親の臨終間際。届いた分厚い手紙は今にも血を噴き出しそうな激しい寂寥だった。。先生と私、両親と私、先生の遺書+イラストで世界観を広げている。夏目漱石の魅力に今更ながら気付かされ、舞い上がる。そして打ちのめされた。高校の頃には見えなかったこころの襞。塵を被ってきた今ならば理解できる。だから恋は嫌い。『私の鼓動が停まった時、あなたの胸に新しい命が宿ることが出来るのなら満足です』遺書は渾身の追体験。絶対に忘れない。圧巻な一冊。

2021/08/01

実は『読んでなかった…』ものですから、良い機会と思いまして。私には、何が故にそこまで「先生」を慕うことになったのかが解からないまま物語は進んでしまい、なんとか付いて来れた(読了できた)次第です。百年前の ―これは男の美学と言うのならそれも解らなくはない― 文学でありました。

2021/04/14

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