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寄せては返す波のように (ガッシュ文庫)

寄せては返す波のように (ガッシュ文庫)

寄せては返す波のように (ガッシュ文庫)

作家
六青 みつみ
藤たまき
出版社
海王社
発売日
2009-05-28
ISBN
9784877249717
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寄せては返す波のように (ガッシュ文庫) / 感想・レビュー

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那義乱丸

積読崩し。前作で一番気になってたエリィのお話が読めて嬉しい。自業自得とはいえ愛するショアに嫌われ捨てられて深く傷ついている彼に絆されてた私。それなのに、ルースが記憶障害であるのをいいことにショアの身代わりとして愛でるなどとまたしても自己中なことをしおってと序盤は呆れたものの、ルースの純粋で打算のない想いに包まれてエリィの心情が変化していく様子にいつしかそれを見守る心境で読んでいた。『ルースが忘れたら何度でも愛を伝えればいい。そのたびにエルリンクの心にも愛が降り積もり~』という文章が心に沁みた。コメ欄に続く

2015/11/28

タビサ

『蒼い海に秘めた恋』の続編。酷い奴だと呆れながらも、哀れに思えたエリィ。エリィ、ちっとも変わってないじゃん!ショアを失った悲しみを他の人間を利用して癒そうなんて最低!と怒りさえ覚えた。だって相手は記憶を1時間しか保てない健気なルースだもの。ショアに似だからと利用するのは酷いし、他者に対する傲慢さも変わらず。しかし健気で優しいルースと接するうちに自分の過ちに気付き、変わっていくエリィにホッとしました。ルースの忘れたくないとエリィを想う気持ちが切なくて泣かされました。エピローグのみんな幸せな様子が嬉しかった。

2017/06/26

Yucca

★★★★★:最愛のショアを失ったエリィはその喪失感をショアに似た清掃員のルースで紛らわせていた。しかしルースは徐々に自分が身代わりであると気付き始め…というお話。記憶が続かないのに毎日、必死でエリィへの気持ちを手繰るルースも、前作サイボーグ並みに情操に欠けたエリィが人間味帯びていく様もたまらなかった。二人がゆっくり恋に落ちていく過程は読んでいて切ない部分もあったけど、読後幸せな気分になれた。読んで良かった。こんなに切なくて温かい気分になれる作品はそうそうない。キールも救済されてたので一安心。BL。

2016/09/30

マッコリ

本編も良かったけどこちらもめちゃくちゃ良い…!切ないけれど本編ほど痛々しくはなくエリィがルースとの関係の中でだんだん変わっていく様子に胸が熱くなった。やたら厚いし、ファンタジーだし、とあまり期待していなかった自分を殴ってやりたい。ほんとに涙なしでは読めない素晴らしいシリーズでした!

2012/05/16

ヨンヨン

「蒼い海〜」続編。こちらも良かった!エリィが度々同じ間違いを…と、自嘲するあたりが本当にもう。記憶障害のルースがまたいい子で、見守る周囲の人な気分に。忘れても降り積もる暖かい気持ち。シュアや、キールも幸せそうで満足。

2017/01/14

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