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貝の穴に河童の居る事

貝の穴に河童の居る事

貝の穴に河童の居る事

作家
泉鏡花
石塚 公昭
出版社
風濤社
発売日
2013-09-10
ISBN
9784892193729
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貝の穴に河童の居る事 / 感想・レビュー

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はちてん

鏡花作品の絵本仕立て。絵ではなく写真です。河童は人形で人物はほぼ実写。企画として面白いと思います。河童といえば、どうしてもこんな感じになっちゃいますね。実際こんななのかしら(笑)(龍之介が描いた河童図、あれが一番印象的だけれど。)あとがきに添えられた鏡花の人形が良いです。ちゃんとウサギもいますよ。

2013/11/29

Mina

浜で若い娘に見とれていて 人間に怪我を負わされた河童の三郎は、姫神様に人間への仕返しを願う。悪臭漂ってくるような 不気味で、イヤらしい河童、漁夫が担ぐ大魚から滴り落ちる鮮血の描写にゾクリとしながらも、怪しい世界に引き込まれてしまう。河童の三郎は気味が悪いが、その情けない様子が憎めない。

2014/06/07

ひなにゃんこ

★3.5 人形作家・写真家の石塚公昭氏が泉鏡花の短編をビジュアル化。中を見て気付いたけど『乱歩 夜の夢こそまこと』の人だったか。造形や世界観が合わなかったような記憶がある。その苦手意識が影響して、読み始めは文章がさっぱり頭に入って来なかった。現代文じゃないので難しかったこともある。ほの暗い風景などの写真は、雰囲気があって良かったんだけど、やっぱり人形は粗さが気になるし(でも以前ほどじゃなかった)、何よりも人形と合わせて実際の人間も登場するのが微妙だった。人形ならまだしも人物は興醒め。→

2013/10/21

ゆき

噂には聞いてましたよ。泉鏡花の作品は難解すぎて分かるものがいるのか。・・・いやはや・・わからんですよ。河童が杖で叩かれた仕返しをする話だったはずなのに・・・なんでか、その敵の人間達が珍妙な踊りを踊る・・・という方向性がもうわからない。河童は何処に?!それって復讐できてるの?しなくていいの?そんなのどうでもいいの?!わかんない。

2014/09/15

ビシャカナ

怪しく雅でユーモラスな泉鏡花の物語に、存在感たっぷりの人形と、素人役者の写真でよりいっそう怪しく雅にユーモラスに再構成。正直お話はなんのこっちゃよく分からないが、もしかしたらそれが魅力なのかも。

2017/08/27

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