UN-GO會川昇脚本集 (ANIMESTYLE ARCHIVE)
UN-GO會川昇脚本集 (ANIMESTYLE ARCHIVE) / 感想・レビュー
ピク
ノイタミナ作品『UN-GO』のシナリオを、企画メモや0稿まで含めて完全収録した野心的な一冊。坂口安吾が明治捕物帖に現代風刺を絡めた『安吾捕物帖』を脚本家・會川昇が近未来を舞台に現代風刺を絡めたアニメに翻案するという、あまりに複雑な多重構造を持った作品なので、俯瞰して読み解いていくのに最適。何よりアニメのシナリオとはどういうものなのか、更に巻末の水島精二監督インタビューでアニメのシナリオは如何にアニメという完成品になっていくのかまで理解できる造りに。アニメファンにとっては必読の一冊かも。
2017/08/20
長谷川
読みごたえたっぷり。全話の脚本に加え、初稿や企画メモまで掲載されており、作品のテーマなどへの理解が深まる。また、想像以上に作中の描写についての記述も多いため、読むだけでも情景が浮かんで来る。装丁も豪華。値段の分の価値はある。
2013/06/12
mimaru
脚本と実際のアニメを見比べながら読んだので時間あるときにしか読めなかったけど濃密な内容で面白かったです。所々決定稿の内容とアニメの違うところを見つけたりとか、初期稿やメモなど更にUN-GOの世界観が広がる内容盛りだくさんで久々にUN-GO熱再開しそうです。
2013/03/17
よねはら
何とも読みごたえのある本だったというのが率直な感想です。巻末インタビューで水島監督も触れていますが、脚本そのものを読まなきゃ分からないような細かい設定が各話・各場面にちりばめられています。映像と決定稿、あるいは決定稿とそれ以前の脚本との違いを見ながら読むのも非常に楽しかったです。UN-GOのみならず、坂口安吾の原案本にも興味が沸いてきました。
2012/06/10
うさぎや
同名アニメの脚本集。決定稿だけではなく、企画メモや一部初稿、プロット、各話解説も収録。読みごたえあるなあ……。
2012/05/04
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